近年は多くの企業がCRMツールを導入してマーケティングに活用しています。しかし世間のCRMへの関心の高まりと共にCRMツールの数も多くなってきているため、導入するにもどれを選べばいいかわからないといったケースも多いのではないでしょうか。

そこでこの記事ではおすすめのCRM12製品を比較してご紹介します。各製品の機能や特徴、価格などを参考に、自社に適したCRMツールの選定に役立ててください。

  • CRM

CRMとは?

CRMとは「カスタマーリレーションシップマネジメント」の略で、「顧客関係管理」という意味を持ちます。

近年はITシステムの発達により、これまで企業の営業部門が蓄積していた顧客情報をデータベース化し、社内全体で共有して分析、可視化することで、より顧客に最適な戦略を立案することができるようになりました。

CRMは顧客に対して最適なアプローチを行うことで良好な関係を構築、維持し、ビジネスにおける利益を最大化するというマネジメント手法です。他のマネジメント手法と異なり、顧客との関係性を重視している点が特徴となっています。

また、近年ではマネジメント手法だけでなく、顧客関係管理を実現するためのCRMツールのことを指すケースが多くなっています。

・CRMの提供形態

CRMは製品によって提供形態が異なり、主にSaaS・ASPなどの「クラウド型」、「オンプレミス型」、「パッケージ型」の3つに分けられます。

オンプレミス型は自社サーバーに構築するタイプのため高いセキュリティ性を誇りますが、構築に時間がかかり、コストも高くなります。

クラウド型はインターネットを介して提供されるため、構築やメンテナンスの必要がなくログインするだけで手軽に利用することができますが、オフラインでの利用ができません。

一方、パッケージ型はソフトウェアとして販売されているため、クラウド型と異なりオフラインでも利用できるというメリットがあります。ただし、ソフトウェアの更新などはユーザー側で行う必要があります。

このように提供形態によってそれぞれメリット・デメリットがあるので、導入する際は自社の環境に適したものを選ぶようにしましょう。

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CRMツール12製品を徹底比較

満足度No.1「 eセールスマネージャーRemix Cloudソフトブレーン株式会社

■POINT
■対象従業員規模:すべての規模に対応
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / SaaS / ASP
■参考価格:6,000円※クラウド1ユーザーあたりの月額費用

ソフトブレーン株式会社が提供する「eセールスマネージャーRemix Cloud」は定着率95%を誇るCRMツールです。

オンボーディングさせることを目標とした専門のサポートチームが設けられるなど、充実のフォロー体制で95%の定着率という高い水準を実現しています。

また、提供形態はパッケージだけでなく、オンプレミス、クラウド、SaaS、ASPなど複数用意されているため、自社に適した形態が選べます。導入実績は5,000社を超えており、それらの豊富な実績をもとに、さまざまな企業のあらゆる営業スタイルに合わせて活用できるようになっています。

価格はスタンダードは月額1ユーザー6,000円から利用でき、顧客管理や営業管理に必要な基本機能をすべて利用することができます。また、閲覧のみのナレッジシェアは月額2,000円、グループウェアのみの スケジュールシェアなら月額1,000円で利用することが可能です。

在宅環境から導入可能「 FreshsalesOrangeOne株式会社

■POINT
■対象従業員規模:すべての規模に対応
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:クラウド / SaaS
■参考価格:15,600円 ~ 104,400円※年間一括契約の場合の月額

OrangeOne株式会社が販売する「Freshsales」は在宅環境でも簡単に導入できるCRMツールです。

一般的に在宅環境でCRMツールを導入する場合は複雑なメンテナンスや手間のかかる導入は難しいものですが、「Freshsales」であれば簡単に設定ができるため、最短1日で運用を開始することも可能です。

また、提供形態はクラウド、SaaSとなっているため、他のCRM製品と比較しても導入コストがかかりません。さらに一般的にはオプションとして提供されているような機能でも、「Freshsales」であればライセンス料金だけで利用することが可能となっています。

価格は小規模チーム向けの「ブラッサム」、成長中のチームに最適な「ガーデン」、大規模チーム向けの「エステート」、エンタープライズ向けの「フォーレスト」という4種類のサービス体系から選ぶことができ、ブラッサムであれば年一括払いで年額15,600円から利用することができます。

世界中で多数の導入実績を持つCRM「 Sales Cloud株式会社セールスフォース・ドットコム

■POINT
■対象従業員規模:すべての規模に対応
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:クラウド / SaaS
■参考価格:18,000円※ユーザーあたりの月額

株式会社セールスフォース・ドットコムが提供する「Sales Cloud」は全世界で15万社導入という豊富な実績を誇るCRMツールです。

海外だけでなく日本においても高いシェア率を誇り、大手企業をはじめとした多くの企業で導入されています。

非常に優れたカスタマイズ性が特徴で、あらゆるビジネススタイルに対応可能となっており、見込み客の開拓から新規顧客の獲得、商談成立、スマートな営業やカスタマーサービスまでユーザーのビジネスをサポートします。

価格はユーザー数10名までのシンプルな「Essentials」、あらゆる規模のチームに対応した「Professional」、細かいカスタマイズも可能な「Enterpris」、機能とサポートが無制限に利用できる「Unlimited」という4種類のサービス体系から選ぶことができ、最も利用されているというEnterprisは1ユーザーあたり月額18,000円から利用することができます。

5,900社の導入実績「 Knowledge Suiteナレッジスイート株式会社

■POINT
■対象従業員規模:すべての規模に対応
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:クラウド / SaaS
■参考価格:50,000円 ~※1企業あたりの月額(ストレージ容量:5GB)
追加容量、その他プランは要問合せ

ナレッジスイート株式会社が提供する「Knowledge Suite」は必要なときに必要なときだけ利用できるCRMツールです。

一般的なCRMツールがアカウント数によって料金が発生するのに対し、Knowledge Suiteはデータ蓄積量に応じて利用した分だけ支払う料金体系になっている点が特徴です。

CRMだけでなくSFAやグループウェアの機能も備えており、名刺管理機能を利用することでユーザー数無制限で情報を一元管理することができます。

価格はすべての機能が無制限に利用できる5GBの「SFAスタンダード」が月額50,000円、スタンダードよりも容量の多い50GBの「SFAプロフェッショナル」が月額80,000円で利用できます。また、グループウェアのみの場合は3GBまで月額6,000円で利用することができます。

シンプルな顧客管理を実現「 SansanSansan株式会社

■POINT
■対象従業員規模:すべての規模に対応
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:クラウド / SaaS / サービス
■参考価格:別途お問い合わせ

Sansan株式会社が提供する「Sansan」は名刺をスキャンするだけで顧客管理が可能なCRMツールです。

名刺管理に特化したCRMで、業種や業態を問わず中小企業から大企業まで幅広く6,000社での利用実績があります。

利用も簡単で、貰った名刺をスキャナもしくはスマートフォンアプリでスキャンするだけで、高度なAIが名刺を認識し、さらにオペレーターの手入力と共同で入力することでほぼ100%の精度でデータ化することができます。

また、顧客データベースの構築が非常に簡単なため、常に最新の状態で顧客へのアプローチが可能になります。拡張性も高く、外部のさまざまなサービスを連携することで、顧客の人事異動ニュースや企業関連のニュースも「Sansan」から自動で受け取ることができるため、顧客へのスピーディかつ適切なアプローチが実現可能です。

小規模・スタートアップ向けSFA「 Salesforce Essentials株式会社セールスフォース・ドットコム

■POINT
■対象従業員規模:50名未満
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:クラウド / SaaS
■参考価格:3,000円 ~

株式会社セールスフォース・ドットコムが提供する「Salesforce Essentials」は小規模な企業やスタートアップに最適化されたCRMツールです。

「Sales Cloud」シリーズの中ではもっともシンプルなCRMとなっており、スタートアップや小規模事業者に最適な対象従業員50名未満の規模に対応しています。

提供形態はクラウド、SaaSとなっており、ガイド付きサポートにより簡単にセットアップができるため、すぐに利用を開始することが可能です。また、価格はガイド付きのオンボーディングとセットアップからメールや電話、ソーシャルチャネルのすべてのサポートを受けられて年単位請求で月額3,000円から(年契約の場合)と低価格で利用することができます。

また、「Sales Cloud」シリーズはEssentialsの他に「Professional」「Enterprise」「Unlimited」というエディションが用意されているため、規模に合わせて選択すると良いでしょう。最初は「Salesforce Essentials」から初めて、事業規模の拡大に合わせて「Salesforce」を拡張するという使い方も可能です。

地図上で見込み顧客を育成できる「 GEOCRM.comナレッジスイート株式会社

■POINT
■対象従業員規模:すべての規模に対応
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:クラウド / SaaS / ASP
■参考価格:18,000円 ~

ナレッジスイート株式会社が提供する「GEOCRM.com」は、地図上で顧客管理を行えるCRMツールです。

見込み顧客を地図上で可視化することで次に訪問すべきルートがわかるようになる点が特徴的です。

また、訪問のたびにヒアリングシートを入力することで顧客カルテがアップデートされていき、顧客の状態や訪問経過日数などによって訪問の優先度が地図上に色分けされて表示され、訪問すべき見込み顧客がわかりやすくなります。

さらに情報は一時的に端末に保存されるため、圏外でも電波状況が良くなったタイミングで日時や位置情報やヒアリング情報を記録することができます。

価格は最低契約期間が12カ月となっており、「スタンダード」なら初期費用が50,000円で月額は1IDあたり1,800円、「プロフェッショナル」なら初期費用が100,000円、月額は1IDあたり2,400円で利用することができます。

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通販事業者向けソリューション「 カスタマーリングス株式会社プラスアルファ・コンサルティング

■POINT
■対象従業員規模:すべての規模に対応
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:クラウド
■参考価格:98,000円 ~

株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供する「カスタマーリングス」は、通販事業をサポートするCRMツールです。

EC事業に特化したCRMとなっており、通販事業者をはじめデジタルマーケティングに取り組むさまざまな企業に取り入れられており、成長企業の累計550社以上が導入しています。

また、年間の機能アップデート数は400以上、連携サービスは31以上とさまざまな外部機能を連携することができ、マルチチャネルで活用することができます。

価格は環境構築費や操作トレーニング、導入支援などを含めた初期費用が300,000円から、システム利用に加えてバージョンアップや保守、障害対応などのサービスを含めた月額利用料が98,000円からとなっています。

営業を効率化&可視化SFA/CRMツール「 ちきゅう株式会社ジーニー

■POINT
■対象従業員規模:すべての規模に対応
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:クラウド
■参考価格:1,480円 ~※1IDあたりの月額(年間契約)。最低10ユーザーからの契約

株式会社ジーニーが提供する「ちきゅう」は直観的でシンプルなインターフェースのCRMツールです。

非常にシンプルで誰でも利用しやすい直感的なインターフェースになっている点が特徴で、ストレスを感じることなく利用できるため社内に定着しやすいと言われています。機能も日本のビジネスシーンに合わせたシンプル設計で無駄な機能を排除しているため、誰にでも運用しやすくなっています。

価格はシンプルに使い始められる「ライト」、営業分析がスピーディにできる「スタンダード」、さまざまなツールの情報を一元管理できる「プロ」、自社に合わせてカスタマイズできる「エンタープライズ」という4種類のサービス体系から選ぶことができます。

CRMシステムを低コストで作成「 kintoneサイボウズ株式会社

■POINT
■対象従業員規模:すべての規模に対応
■対象売上規模:すべての規模に対応
■提供形態:クラウド
■参考価格:1,500円 ~※1ユーザーあたりの月額。最低契約数5ユーザーから

サイボウズ株式会社が提供する「kintone」は自社業務に必要なシステムを簡単に作成できるCRMツールです。

日報や案件管理、問い合わせ管理など管理が大変な情報もKintoneを使えば、簡単な操作だけで一元管理が可能になります。

初期費用は無料で1ユーザー単位で利用でき、1カ月ごとに契約更新ができるため、初めてCRMを導入する企業にもおすすめです。

価格は外部サービスとの連携や拡張機能なども使える「スタンダードコース」なら1ユーザーあたり月額1,500円、拡張機能などの機能は付いていない「ライトコース」なら1ユーザーあたり月額780円で利用することができます。また、スタンダードコースなら30日間の無料お試しも利用することができます。

フルクラウド顧客管理システム「 NetSuite CRM+株式会社エイアンドティ

■POINT
■対象従業員規模:50名以上
■対象売上規模:10億円以上
■提供形態:クラウド / SaaS
■参考価格:別途お問い合わせ
■その他注意事項:導入費用:1,700,000円~(1ヶ月導入プラン)
年間利用料:900,000円~(5ライセンス利用料プラス基本固定額)

株式会社エイアンドティが販売する「NetSuite CRM+」は顧客の状態を360度から把握できるCRMツールです。

導入実績は日本国内だけでも600社以上、全世界では22,000社以上を誇ります。

マーケティングから受注、入金、サポート、履歴まで顧客に関するデータを360度から可視化することができ、ライフサイクルをリアルタイムに一元的に網羅することができます。

価格については、参考価格としては導入費用が1,700,000円から、年間利用料が5ライセンス利用料+基本固定額で900,000円からとなっています。

柔軟で拡張性が高い進化型システム「 StayinFront CRMコムテック株式会社

■POINT
■対象従業員規模:50名以上
■対象売上規模:50億円以上
■提供形態:オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / サービス
■参考価格:70,000円※クラウドサービスで20名使用時の月額

コムテック株式会社が提供する「StayinFront CRM」はビジネスの拡大過程にある企業に最適なCRMツールです。

SFA機能やコンタクトセンター機能、マーケティング機能などが実装されたCRMソリューションで、従来のSFAツールの機能に加えて、Googleマップとの連携やKPI機能なども搭載されています。さらに分析ツールによって営業活動に活用することができます。

価格はクラウドサービスで20名使用時の月額費用が70,000円となっています。

  • CRM2

CRMツールを選ぶポイント

CRMツールを選ぶ場合は価格や機能、サポート体制などさまざまな観点から総合的に判断して自社に最適なものを選ぶようにしましょう。

機能が豊富に搭載されているものに魅力を感じてしまいがちですが、大切なのは自社に必要な機能が搭載されていることです。むしろ、使用しない機能が多すぎると使いづらさを感じたり、面倒に感じて使わなくなってしまうこともあるため注意が必要です。

CRMツールは社内に定着させることが重要です。そのため、導入に不安があるようなら、ベンダーからのサポートが充実しているかどうかもしっかりチェックするのがおすすめです。

CRMを導入するメリット

CRMを導入することで顧客情報を分析し、可視化することができるようになります。

CRMツールでは、これまでExcelなどで個人や営業部門内だけで管理していた顧客情報をデータベースで一元管理できます。メールや電話などで伝達せずともシステム上で入力すれば、データはリアルタイムで更新されるため、よりスピーディに部署の垣根を超えて顧客情報を共有できるでしょう。

また、現在の情報だけでなく過去に起こった事例の共有も可能なため、従来よりも顧客に合わせた戦略を立てやすくなります。

さらに、CRMで顧客情報を一元管理することにより、営業担当者が不在の場合でも他のメンバーによってしっかりとフォローアップができるようになるでしょう。

まとめ

CRMツールは製品ごとに特徴やメリット・デメリットが異なります。導入する場合はさまざまなCRMツールを比較検討して、価格や機能、ベンダーのサポート体制などさまざまな観点から自社の目的に合ったものを見つけることが大切です。

ぜひこの記事でご紹介したCRMツールのおすすめ12選やCRMツールを選ぶポイントを参考に、業務の効率化や利益の拡大を実現するCRMツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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