サイボウズは11月6日、中堅・大規模組織向けグループウェア「サイボウズ Garoon(ガルーン)」のパッケージ最新版バージョン「Garoon 5.5」の販売を開始した。

今回のバージョンアップでは、特に大規模組織で新規導入時に発生する設定の負担を軽減するための機能を強化しており、掲示板、ファイル管理、施設予約の運用管理権限をCSVファイルでインポート・エクスポートできる機能を搭載した。

追加された機能として、システム設定では掲示板のカテゴリー、スケジュールの施設グループ、ファイル管理のフォルダーの運用管理者の設定をCSVファイルを使用して入出力できる。スケジュールでは予定のコメント書き込み時に通知の宛先を指定する機能(メンション機能)、予定に参加したり、予定から抜けたりする場合、ほかの参加者に更新を通知するかどうかを選択できる機能を追加。

メールでは、JavaScript/CSSでカスタマイズできる機能、通知一覧はポートレット上で通知内容をさらに表示する機能を盛り込んでいる。JavaScript APIでは「予定の詳細」画面のテーブルに行を挿入できるAPI「garoon.schedule.event.insertTableRow」に加え、「メールの作成」「メールの再送信」「メールの返信」画面で[送信する]をクリックしたときに発生するイベント「mail.mail.send.submit」を追加している。