【生後9~11ヵ月の離乳食】スムーズに進めるための4つのポイントを専門家が解説!

2回食が定着してきたら、1日3回の食事へとステップアップ

2回食が定着して生活リズムが整ってきたらいよいよ3回食に進み、少しずつ大人と同じ食事時間に合わせます。食事や授乳の間隔は3~4時間空くと空腹になって食が進みやすくなります。3回食に慣れてきたら家族と同じ時間にして、一緒に食べられるといいですね。1日に必要なエネルギーや栄養素の半分以上を離乳食からとるようになる時期なので、主食・主菜・副菜がそろう栄養バランスのいい献立を意識したり、興味に応じて手づかみできるメニューを取り入れたりしましょう。

バナナ程度の固さのものを歯ぐきでつぶせるように

この頃になると、赤ちゃんの舌やあごが前後と上下だけでなく左右にも動かせるようになり、歯ぐきですりつぶすことができるようになるため、少し離乳食を固くします。ただ、まだ歯は生えていないので歯ぐきですりつぶすことができるバナナ程度の固さにしましょう。

9~11ヵ月ごろの離乳食をスムーズに進めるための4つのポイント

この時期の赤ちゃんは食べ物を触りたがったり、食べ物を奥の歯ぐきで噛んだりして、自分で食べる楽しさを感じる時期です。この頃の離乳食を少しでもスムーズにするためのポイントを4つお伝えします。

1)手づかみ食べは口と手指の協調の大切なプロセス。メニューにとり入れて

赤ちゃんは手づかみ食べをすることで、多くの事を学んでいます。つまんだときの感触、色や形、自分の口に合うひとくちの量、においなど、手づかみ食べでは五感がフル活用になります。手づかみ食べに興味が出てきたら赤ちゃんの意思を汲んで、手づかみしやすいメニューを用意し、たくさん経験させてあげましょう。ただし、一度に口に入れすぎてしまわないように必ず見守ってくださいね。