お笑いコンビのぺこぱが、きょう5日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『THE突破ファイル』(毎週木曜19:00~)で“ミスター・ロッテ”初芝清と初共演する。

  • ぺこぱの松陰寺太勇=日本テレビ提供

今回は、近年、数々の経営改善の取り組みを行って注目されているプロ野球・千葉ロッテマリーンズが、今季に実際に行ったファンサービスの誕生秘話をドラマ化。ぺこぱ・シュウペイがロッテの本拠地・ZOZOマリンスタジアムの球場スタッフ・成田に、初芝が先輩スタッフにふんして、コロナ禍という逆境を逆手に取った“突破劇”を繰り広げる。

松陰寺太勇が演じるのは、人気シリーズ「突破交番」でおなじみの松陰寺巡査。ロッテが好きすぎて、パトロール中につい球場まで足を運んでしまい…という、虚実が入り混じった設定で登場する。

今年のコロナ禍を受け、プロ野球も他のスポーツと同様、ペナントレース開幕後しばらくは無観客試合が続いていたが、7月から観客を入れた試合が再開されることに。ZOZOマリンスタジアムの球場スタッフの成田と初芝は、さっそく準備を始めるが、ここでひとつの問題が浮上する。試合の後、観客の中から新型コロナウイルスの陽性者が出てしまった場合に備えて、毎試合の観客席の位置を把握しておく必要があるのだ。そこで成田は、球場を訪れた観客に自分の座席位置を覚えてもらうための、あるアイデアを思い付く…。

  • 初芝清(左)とシュウペイ=同

撮影後、松陰寺は「初芝さんと共演させていただけて、非常にうれしかったです! マリーンズファンとしては最高です!」と喜びをあらわに。「演技しているというよりは、あの初芝さんが目の前にいる、という不思議な感覚でした」と、現役時代“ミスター・ロッテ”とうたわれた初芝との共演を振り返った。撮影の合間には、初芝からバッティングフォームを見てもらったそうで、「自分のバッティングの悪いところを教えていただいて、大変勉強になりました。最高の時間でした!」と感無量の様子だ。

14日から開催されるパ・リーグのクライマックスシリーズに向けて、現在し烈な2位争いを繰り広げているロッテだが、「何よりも、コロナ禍の中でペナントレースが始まったことがうれしかった」という松陰寺。「このまま最後まで無事に進んでくれることを願っています」とエールを送った。

一方、生まれて初めての演技を披露した初芝は「緊張しすぎてセリフが全く頭に入ってこなかった。野球の方が楽です!(笑)」と言いながらも、「撮影は、ぺこぱのお2人にリードしてもらって楽しかったです」とコメント。

さらに、今回初対面となったぺこぱの印象を聞かれると、「お2人とも、とても気さくで温かい方たちだと感じました」。松陰寺がマリーンズファンだということは以前から知っていたそうで、「自分は引退していますが、ファンだと言ってもらえると、やはりうれしいものです」と笑顔で答えた。

また初芝は、今回“突破劇”としても描かれたロッテの取り組みについて、「営業の方、球団の方が本当にアイデアをたくさん出して、観客動員も増やしている。ありがたいことだと思っています」と感謝の言葉を述べ、「ファンに対する取り組みもいろいろやっているので頼もしい。やはり、ファンあってのプロ野球、ファンあっての球団ですからね」と、ロッテOBとして誇らしげに語っていた。