心が折れてしまうと、何事にもやる気が出ない状態となってしまい、生活に影響が出てしまうこともあります。心が折れた状態を放置していると、いつまでも立ち直れなかったり、状態が悪化したりすることもあるので、なるべく早く対処をする必要があります。

  • テーブルの上でパソコン作業をする女性

    折れない心を作るポイントとは?

心が折れる原因

原因は人によって異なるので、まずは自分がどのような理由で心が折れたのかを把握しましょう。

努力が報われなかった?

大きな仕事を成功させたり、資格を取得したりするためには長い期間の努力が必要になります。しかし、本番で緊張したり直前で風邪を引いたりして、本来の力が発揮できず、積み重ねてきた努力が無駄になってしまうこともあります。そのような場合には、大きく失望し心が折れることがあります。また、意気込みや努力が大きいほど、その失望感も大きくなるでしょう。

家族に理解してもらえない?

家族から仕事や結婚など、人生にとって重要なことを応援してもらえずに否定されたりすると、心が折れてしまうことがあります。また、家族に否定されていることを押し通すことは難しい場合も多く、いつまでも状況が改善できない状態が続き、さらに心が折れることもあるでしょう。

友人とのトラブル?

仲の良い友人も家族と同様に自分のことを理解してくれる存在でしょう。そういった関係の深い友人とトラブルを起こしてしまうと、精神的なダメージを受けてしまうことがあります。大きな精神的ダメージを受けることで、心が折れるきっかけになってしまうこともあるでしょう。

仕事で思い通りにいかない?

仕事で成果を上げるために、意識を高く持ちながら働いていてもミスしてしまうことはあります。また、後輩に仕事で追い抜かれてしまったり、職場の人間関係で悩んでしまったりすることもあるでしょう。仕事が思い通りに進まなかったり、努力が報われなかったりすると、ネガティブな感情が強まっていき、心が折れることもあります。

恋愛で上手くいかない?

恋愛でも片思いが実らなかったり、恋人と喧嘩をして別れてしまったりなど、思うようにならないことがよくあります。恋愛が上手くいかないときや失敗してしまったときは、精神的なダメージが大きい場合もあるでしょう。そのため、恋愛がきっかけで心が折れることもあります。

人とよく比べてしまう?

自分に自信がない方が他人と比べてしまうと、自分のダメな部分ばかりに意識が集中してしまい、劣等感を感じてしまうことがあります。劣等感を感じることでネガティブな感情が強くなってしまい、心が折れるきっかけになることもあるでしょう。また、よく他人と自分を比べてしまうという方はネガティブな感情を強めてしまう機会が多いので、心が折れた状態が慢性化してしまう場合もあります。

心が折れてしまう方の特徴

心が折れやすい特徴を持つ方は、自分がどの特徴を持っているのかを把握しておくことで適切な対処ができます。

失敗を引きずりがち

失敗したことを長く引きずる方は、次も同じ失敗を繰り返してしまうのではないかとネガティブな感情が強くなってしまい、心が折れることがあります。信頼していた人からの裏切りや家族からの無理解など、大きく気持ちを落としてしまうような経験をすると、いつまでもその経験を引きずってしまい立ち直れなくなることもあります。

体調を崩しがち

失敗を過剰に恐れたり、周囲からの印象を気にしすぎたりする方は、自分の言動や他人のことを気にしすぎることで気疲れを起こしてしまいやすいでしょう。心身が疲弊すると体調を崩しやすくなることや、ネガティブな感情が強くなりやすいです。また、虚弱体質な方も心身が疲弊しやすく、体調を崩しやすいのでネガティブな感情が強くなりやすいでしょう。

自己嫌悪に陥りがち

自分に自信がない、他人と比較して劣等感を感じる方は、自己嫌悪してしまう傾向にあるでしょう。自己嫌悪が進みすぎると気持ちが沈みやすくなって、心も折れやすい状態となってしまいます。

マイナス思考になりがち

物事を悪い方向ばかりに考えてしまうマイナス思考の方は、良い結果を得るイメージができず、ポジティブな考えや行動ができなくなってしまうでしょう。また、嫌なことがあると、さらにマイナス思考は強くなってしまう傾向にあります。

常にマイナスの方向に物事を考えてしまうことで、ネガティブな感情を強めてしまうことから、心も折れやすくなってしまいます。

理想とのギャップに落ち込みがち

目標や夢を高く持つことは悪いことではありません。しかし、実現性がないような高すぎる理想を追っていると、いつまでも達成できずに「自分にはできない」とネガティブな感情を持つようになり心が折れやすい状態にもなってしまいます。

  • パソコンの前で何かを考えている女性

    自分がどの特徴を持っているのかを把握することで、適切に対処できるようにしましょう

折れない心を作るポイント

心を癒す方法にはいくつか種類があるので、自分の心が折れた原因に合わせる必要があります。

小さな成功体験を積もう!

自分に見合っていない目標や夢を設定してしまうと、それらを達成できないことが原因で心が折れることがあります。そのため、目標や夢は自分に見合ったレベルで設定しましょう。また、その目標や夢を実現させるための小さな目標をたくさん作りましょう。小さな目標でも、達成して成功体験として積み上げていくことで、自分に自信が持てるようになります。

しっかり休もう!

心が折れてしまった場合には、まずしっかりと休んで体の調子を整えることが重要です。また、生活習慣をあわせて改善することで心が折れにくくなったり、早く立ち直れたりすることも期待できるでしょう。

人に相談しよう!

心が折れると、1人では状態を改善できないこともあります。そのようなときのために、心が折れてしまったときに頼れる方を見つけておきましょう。心が折れたときに誰かに相談できれば、改善のヒントが見つかることもあるでしょう。また、話しを聞いてもらうだけでも気持ちが楽になる場合もあります。

好きなことをやる時間を作り出そう!

心が折れてしまったときには、大きなストレスを抱えてしまっている場合もあります。そのため、趣味の時間を確保してストレス発散をしましょう。心をリフレッシュすることで折れた心が回復することもあるでしょう。

  • 街中でジャンプをしている人

    自分の心が折れたとき・折れそうなときは、原因に合わせて対処しよう

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心が折れてしまうと生活に影響を与えてしまうことがあるので、普段から折れない心を作ることを心がけましょう。もし、心が折れた場合は早く対処して、状態を改善するようにしましょう。

また、心が折れているときに物事を深く考えてしまうと、ネガティブな感情を強めてしまうこともあります。改善中は気楽に物事を考えるようにしてください。