佐藤可士和、ハイスタとのデザイン仕事を振り返る
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。10月1日(木)のお客様は、クリエイティブディレクターの佐藤可士和さんと、アートディレクターの吉田ユニさんです。

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(左から)佐藤可士和さん、吉田ユニさん


◆ハイスタ・横山健は高校の後輩!?

佐藤:今日、ユニちゃんと(番組で)聴こうと思った1曲は、さっきパンクの話をしたじゃない? Hi-STANDARDというパンクバンドの「Money Changes Everything」というシンディ・ローパーの曲をカバーしたものなんだけど。ハイスタのCDやレコードジャケットとかを(当時)デザインしていて、「ANGRY FIST」というアルバムとか、「ATTACK FROM THE FAR EAST 2」というビデオとか。

あとはスケボーを作ったりTシャツを作ったりとか、しばらくハイスタと関わっていたの。まだ博報堂時代のときだったんだけど、スタイリストの友達を通して、ギターの横山健ちゃんと知り合って。そうしたら偶然、高校の後輩だったりしたの。

吉田:すごい繋がりですね。

佐藤:一緒(の年代)には高校にいなかったんだけど、すごく仲良くなって。それこそハイスタがデビューしたばかりの頃に、「今度ツアーをやるので来てください」ってゲストで観に行ったりとかしていて。だからハイスタがデビューしてブワーッとでかくなっていった様をずっと横で見ていて。で、「2枚目を出すから、可士和君、デザインしてくれますか?」って(横山くんに)言ってもらってデザインしてたの。

吉田:え! まったく知らずに聴いてました。

佐藤:ということで「Money Changes Everything」を。

◆カバー曲の面白さに言及

佐藤:これはシンディ・ローパーのカバーなんだけど、元々カバー曲というものがすごい好きで。何かの曲をパンクでカバーするとか、レゲエでカバーするとか、元の曲をアレンジしたものがすごく好きで。ハイスタってカバーのセンスも、曲のチョイスもすごくセンスが良くて。カバーで聴くと、オリジナル曲の良さがさらに分かったりするところが好き。

吉田:両方の良さがあらためて分かりますよね。

佐藤:上手くは言えないんだけど、普段自分がやっている仕事における、“本質を引き出す”ニュアンスに近いなと思っていて。だからいつもカバーばかり探してるの。

吉田:私も今日1曲お持ちしたんですけど、カバー曲なんです。

佐藤:本当? すごい。

吉田:エレファントカシマシさんの「翳りゆく部屋」という、松任谷由実さんの曲をカバーしたもので、この時間にしっとりとした感じで良いかなと思って。

佐藤:すみません、僕のは全然しっとりしてなくて。カバー好きなんだ?

吉田:私も実はカバー好きです。

佐藤:カバー曲の話って、なかなか話が合う人がいないんだけどな。

吉田:昔よりも最近の方がカバーが好きかもしれないです。

佐藤:カバー曲って面白いよね。本当にアレンジの仕方によって、全然変わって聴こえるし、これ(「翳りゆく部屋」)も全然違った印象で面白い。なんか申し合わせたようにね。

吉田:私も本当にびっくりしました。これを選んで良かった。

佐藤:それこそ、デザインしているときというか、仕事をしているときって、音楽は聴いているの?

吉田:私は、結構人の声とか、しゃべり声が欲しくなるので、ラジオをよく聴いています。

佐藤:受験勉強みたい。

吉田:そうですね。1人の作業なので、特に深夜になると、誰か一緒に起きてくれている感じが心強いというか。

佐藤:最近はやらなくなっちゃったけど、それこそ独立して、まだスタッフも全然いない頃とかは、深夜にバカデカい音で音楽をかけてずっと仕事をしていたけどね。

吉田:でも以前、すごく集中していたのか、1日中ずっと同じ曲がリピートされていたときがあって。それに全然気づかないときがあって。あ、全然、音楽を聴いていないんだとか思って。

佐藤:それはすごいね(笑)!

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来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

11月2日(月)若月佑美さん×シソンヌ・長谷川忍さん
11月3日(火・祝)藤井隆さん×堂島孝平さん
11月4日(水)吉田豪さん×川後陽菜さん
11月5日(木)ゆりあんレトリィバァさん×コロコロチキチキペッパーズ・ナダルさん

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/