「わかめとなみとむげんのものがたり」

リトルサンダーの単行本「わかめとなみとむげんのものがたり」が、本日10月30日にリイド社より刊行された。

父親と2人で暮らしている少女・わかめ。ある日、狂った父親に殺されそうになったところを“わかめショップ”の店主・なみに助けられてから、彼女の人生は一変する。父親のことは好きじゃなかったけれど、わかめは父親を殺したなみのことを憎まずにはいられない。父親の死から9年後、なみの頭にナイフを振りかざしたわかめは、その瞬間ある“真実”に気付いて……。著者のリトルサンダーはSNSで人気を誇る香港のアーティスト。この作品は民主化運動が加熱していた2019年の香港で描かれた。邦訳は野村麻里が担当している。

一部書店では単行本の購入者に特典を用意。トーチwebのオンラインストア・トーストでは、「わかめとなみとむげんのものがたり」の作中の絵と描き下ろしイラストを使用したカレンダーを販売している。

また「わかめとなみとむげんのものがたり」の発売を記念した展示イベント「わかめツアー」が、本日10月30日、東京・ブックギャラリーポポタムを皮切りにスタート。さらに東京・渋谷PARCOでもリトルサンダーの個展「Little Thunder Solo Exhibition "SCENT OF HONG KONG"」が開催されている。