リスクモンスターは10月29日、第3回「隣の芝生(企業)は青い」調査結果を発表した。同調査は、20~69歳の男女1,000人を対象に実施したもの。

「知人や友人の勤め先に対する羨望の有無」を尋ねたところ、「羨ましいと感じる」(回答率35.2%)が「羨ましいと感じない」(同64.8%)を下回り、前回調査との比較では「羨ましいと感じる」が6.7ポイント低下する結果となった。

前回の調査と比べ、「性別」「婚姻の有無」「年齢」「職業」「年収」とすべてのセグメントにおいて「羨ましいと感じる」割合が低下しており、自身が勤めている企業に満足している人が増加していることが明らかになった。

知人・友人の勤め先を羨ましいと感じている人にて「羨ましいと思う企業名」を聞いたところ、「地方公務員」が第1位となった(回答率15.6%)。これに、「国家公務員」(同13.4%)、「トヨタ自動車」(同9.9%)、「花王」(同5.7%)、「キーエンス」(同2.6%)が続いている。

第1回・第2回に続いて「公務員」が上位を独占しており、公務員に対する羨望度の高さがわかる。民間企業では「トヨタ自動車」(同9.9%)が第3回連続首位となり、2位の「花王」(同5.7%)に4.2ポイントの大差をつけていることから、民間企業における「トヨタ自動車」への羨望度の高さが際立つ結果となった。

前回調査からの順位変動が大きい企業としては、第4位「花王」(前回85位)、第7位「任天堂」(同44位)、第9位「富士通」(同44位)、第13位「NTTドコモ」(同85位)が挙げられる。

一方、前回ランクインしていた「東日本旅客鉄道」(前回第9位)、「東海旅客鉄道」(前回第16位)、「全日本空輸(ANA)」(前回第16位)は回答なしとなり、鉄道・空輸業の羨望度の低下が明らかとなった。

  • 第3回「隣の芝生(企業)は青い」調査結果 資料:リスクモンスター