個性的な360度カメラを多く輩出しているInsta360が、新しい360度カメラ「Insta360 ONE X2」を発表した。360度カメラとアクションカムの特徴を兼ね備えたスティック型ボディの高性能モデルで、従来モデルから画質や使い勝手を向上しつつ、IPX8の防水仕様にして水中でも撮影できるようにした。AIを用いた自動編集機能を備えるスマホアプリを使えば、好みのテンプレートを選ぶだけで撮影済みの動画を特殊な表現にできる。それぞれのカメラで自分と被写体を別々に写すVlog向きのマルチビュー機能も新たに搭載した。アクティブなアウトドアレジャーを楽しみたい人や、Vlog用の動画撮影に使いたい人に魅力的な1台となりそうだ。

価格はオープンで、予想実売価格は税込み55,000円前後。発売日は未定。

  • Insta360が、新しい360度カメラ「Insta360 ONE X2」を発表。IPX8の防水仕様になり、防水ケースなどに入れることなく水中撮影が可能になった

2018年10月に発売した「Insta360 ONE X」の後継モデル。おもな特徴は以下の通り。

  • 円形のタッチパネル液晶を大型化、ライブビューや撮影画像の確認が可能に
  • 片側のカメラだけを使ってアクションカムのように使う「ステディカムモード」
  • 自分の顔と被写体をそれぞれ2画面で表示し、Vlog撮影に向く「マルチビューモード」
  • 360度カメラを利用し、カメラを動かさず1回のシャッターでパノラマ写真が撮影できる「InstaPano」
  • 本体のみで最大10mの水中撮影が可能なIPX8の防水性能
  • 従来よりも手ブレの補正効果を高めた「FlowState手ブレ補正」
  • テンプレートを選ぶだけでAIを用いた自動編集で印象的な動画を生成するスマートフォン用アプリ「編集ラボ」
  • PCと接続してWebカメラとして利用できる
  • カメラが離れた場所にあってもAirPodsを使って音声制御する機能
  • Apple Watchと連携し、GPSデータを基に速度や距離などのデータを付与
  • バッテリー駆動時間を従来モデルの約2倍に
  • レンズを保護するプロテクターをオプションで用意
  • スティック型の本体デザインは従来モデルと似ているが、中央部の円形タッチパネル液晶を大型化し、ライブビューや撮影画像の確認ができるようになった

  • 側面にはUSB Type-C端子やバッテリースロットを搭載。バッテリースロットの部分にmicroSDカードスロットを備える

  • 底面に三脚穴を備える

  • レンズを保護するためのシリコンカバーを用意する。価格は2,420円(税込み)

  • 360度写真をワンタップでパノラマ写真に変換する「InstaPano」機能を備える

  • InstaPano機能で生成したパノラマ写真。カメラを左右に動かす必要がなく、1回のシャッターで撮れるので、動く被写体が含まれていても不自然にならずに済む

スマホアプリの「編集ラボ」から、飛び回るドローンで撮影したような動画に仕上げる「フライラプス」を選んで編集した動画。AIが見せ場を自動認識し、スマホアプリ任せでユニークな動画に仕上げてくれる(試作機で撮影)

  • 強力な手ブレ補正機能や水平維持機能を備えており、走行する自転車やバイクに乗りながらでもブレや傾きを抑えた動画が撮影できる

  • アップルのAirPodsを接続すれば、音声で操作を制御したり、音声をクリアに録音できる

  • Apple Watchとも連携でき、遠隔操作やGPSデータを付与できる