ジーニー、検索エンジン開発のビジネスサーチテクノロジを買収 SaaSプロダクトの機能強化

ジーニーは10月26日、検索エンジンの開発・提供を行うビジネスサーチテクノロジと株式譲渡契約を締結し、完全子会社化したと発表した。検索エンジンサービスによるSaaSプロダクトの強化を図る。

ビジネスサーチテクノロジは、高速・高精度検索技術を基にした検索エンジンサービスを15年以上展開。高速・高精度検索を実現するサイト内検索ASP/SaaS 「probo(プロボ)」、JavaScriptタグの設置とCSS等によるデザイン調整だけでより手軽なサイト内検索導入できる「ポップリンク」など、主に企業のWebサイトやECサイト向けにSaaS型サービスを提供し、累計800社以上の企業に導入されている。


ビジネスサーチテクノロジのサービスの強み

ジーニーは、「テクノロジーで新しい価値を創造し、クライアントの成功を共に創る」をミッションに掲げ、創業当初よりアドテクノロジー領域において多くのプロダクトを自社開発・提供しており、近年はマーケティングテクノロジーカンパニーとして事業領域を拡大。今回の子会社化により同グループは、サイト内検索サービス及びその周辺領域おいて事業を展開することになるとしている。今回の子会社化の目的としてジーニーは、SaaS市場の急成長を挙げ、少子高齢化に伴う労働人口減少への対策として労働生産性向上が重視され、昨今のテレワーク環境整備に対応した業務のデジタル化推進なども背景に、日本のSaaS市場は年平均成長率約12%の勢いで急成長しているとした。


ジーニーのサービス概要

ジーニーは、「アド・プラットフォーム事業」「マーケティングソリューション事業」「海外事業」の3つの事業を展開しており、ビジネスサーチテクノロジの検索エンジンサービスを迎え入れることで、SaaSプロダクトの強化などにおいて、グループの成長が促進されると見込んでいるという。具体的には、チャット接客ツール「Chamo(チャモ)」にサイト内検索機能を組み込むことによる、Webサイトの離脱率・反応率の改善、レコメンドによるコンバージョン率の向上、問い合わせ対応の効率化。SFA/CRM「ちきゅう」やマーケティングオートメーション「MAJIN」にサイト内検索行動のデータを蓄積することによる、ユーザー最適化・パーソナライズ機能強化を挙げた。

その他プロダクトにおいても、媒体社向けプラットフォーム「GenieeSSP」の既存顧客への検索エンジンサービス提供、検索エンジンサービスを起点とした新規顧客の獲得や、コロナ禍においてもオンラインビジネスやECサイト向けサービスを中心に事業を拡大している「GenieeDSP」とのクロスセルの促進などにおいて強化が期待できるとしている。