京成電鉄は24日、宗吾車両基地(千葉県酒々井町)にて見学イベント「けいせいキッズデー」を開催した。今年は見学時間を区切っての完全入換制(全4回)で開催され、京成上野駅から「スカイライナー」車両AE形による特別列車も運行された。

  • 京成電鉄が宗吾車両基地で「けいせいキッズデー」を開催。現役車両も会場に展示された(撮影 : 若林健矢)

「けいせいキッズデー」は、普段入ることのできない車両基地の工場内を見学するとともに、仕事内容等に関するクイズを実施するなど、鉄道を楽しく学べるイベントとなっている。今年は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、参加者が密集しないように完全入換制とした上で、小学生以下の子と保護者を対象に、計800名(各回200名)の参加者を募集。うち200名は京成上野駅から特別列車に乗車しての参加となった。

イベント当日、「スカイライナー」車両AE形を使用した特別列車は9時すぎに京成上野駅を発車。感染症対策として乗車前の検温を実施し、密接防止のために列車内の座席定員を限定しての運行となったが、参加者たちは通常の「スカイライナー」のルートとは異なる京成本線経由の運行に興味津々の様子だった。

  • 成田スカイアクセス10周年記念ラッピングのAE形が出迎え(撮影 : 若林健矢)

  • 順路の各所に京成電鉄にちなんだクイズを出題するパネルが(撮影 : 若林健矢)

  • 工場内では京成電鉄の車両や京成パンダのイラストも(撮影 : 若林健矢)

  • 工場での各作業や機器類を解説付きで紹介。工場見学の他にグッズ販売も行われ、短い時間ながら参加者たちも有意義に楽しんでいた(撮影 : 若林健矢)

  • 事務所内では「プラレール」を展示走行。京成上野~京成高砂間をテーブル上で再現(撮影 : 若林健矢)

会場の宗吾車両基地には10時すぎに到着し、参加者たちは車両基地の工場内を見学。順路の各所でクイズが出題され、工場内では各作業や機器類を解説付きで紹介。グッズ販売も行われた。例年より少ない募集人数で、体験型イベントを実施せず、感染防止対策を講じた上での開催となったものの、参加者同士お互いに間隔を広く取りつつ、イベントを楽しんでいた。

京成電鉄の現役車両も会場に展示。オールステンレス車両3600形は現行カラーとリバイバルカラーの2編成が並び、初代AE形の台車などを再利用した鋼製の通勤型車両3400形、成田スカイアクセス10周年の記念ヘッドマークを掲げた3050形と3100形も展示された。

  • 「スカイライナー」で活躍した初代AE形やAE100形の前で記念撮影を行う親子の姿も。普段なかなか見られない軌陸車も展示されていた(撮影 : 若林健矢)

宗吾車両基地では、「スカイライナー」で活躍した初代AE形やAE100形をはじめ、「赤電」塗装の初代3000形、「青電」塗装の200形といった貴重な車両も見学できる。これら保存車両の前で記念撮影を行うとともに、「昔はこれがスカイライナーだったんだよ」と話す親子の姿も見られた。親世代は当時の車両を懐かしみ、こどもたちにとっても過去に活躍した車両を間近に見られる良い機会となったようだった。