住友商事グループ、オープンロジと資本・業務提携 EC事業者の成長に合わせた物流を提供

住友商事と住商グローバル・ロジスティクスは10月22日、物流フルフィルメントプラットフォームを運営するオープンロジと、ECおよび通販の物流分野での協業を目的とした業務提携契約を締結した。また、本提携にあわせて住友商事は、オープンロジの第三者割当増資を引き受けた。オープンロジの知見やネットワークを活かし、成長著しいEC・通販物流分野での戦略的取り組みを強化する狙い。

オープンロジは、EC事業者に対してプラットフォームを通じた物流サービスを提供。大手ECプラットフォーマーや多数の倉庫会社、配送会社との連携により、EC事業者の「すぐに販売を開始したい」「初期費用のかからない従量課金制としたい」といったニーズに確実に応え、成長してきたという。標準的なサービス仕様をもとに物流会社をネットワーク化し、個別の問い合わせや見積もりが不要で、固定費ゼロという物流フルフィルメントサービスを実現し、サービス利用企業は8000社以上、全国の提携物流会社は40社以上に達している。

一方、住友商事は、高い配送利便性を備えた消費地近接型物流施設「SOSiLA(ソシラ)」を展開。住商グローバル・ロジスティクスは、大規模EC事業者向けにカスタムメイド型の物流機能を業界のメインプレーヤーとして提供してきた。

EC市場は、ECプラットフォーマーの登場によりショップ開設や運営のハードルが下がったことで、国内外を問わず急激な成長を遂げている。加えて新型コロナウイルスによるライフスタイルの変化により、飛躍的に拡大することが予想されている。一方で倉庫や配送会社の人手不足や人件費の上昇など、物流業界を取り巻く環境は厳しさを増しており、効率的で安定した物流システムの構築が喫緊の課題とされている。

住友商事と住商グローバル・ロジスティクスは提携を通じ、オープンロジのEC物流に関する知見や提携倉庫とのネットワークを活用・拡充し、EC事業者の成長に合わせた物流機能の提供を行ない、ビジネスポートフォリオの拡大と新規顧客開拓を目指すとしている。ライフスタイルの変化に対応すると同時に、日本の物流業界の課題解決に積極的に貢献していく考えを示した。