俳優の林遣都が22日、都内のスタジオで行われたカンテレ・フジテレビ系ドラマ『姉ちゃんの恋人』(27日スタート、毎週火曜21:00~)の取材会に出席し、撮影現場の様子などを語った。

  • 林遣都

女手ひとつで弟3人を養う“肝っ玉姉ちゃん”の主人公・安達桃子(有村架純)と個性豊かな登場人物たちが繰り広げる、恋と家族愛の物語を描く同ドラマ。林は、そんな桃子の恋の相手役・吉岡真人を演じる。

岡田惠和氏の脚本作品に参加するのは「俳優人生において1つの目標でもありましたし、台本を頂いたときはとてもうれしかったです」という林。さらに、「今年20代最後なんですけど、このタイミングで岡田さんから当て書きという役を頂いたことを、俳優人生においてこの上ないプレゼントだと受け取っています。自分の人柄がにじみ出ると思うので、それなりの覚悟を持って説得力のあるものに仕上げたいなと思っています」と、念願の岡田作品に喜びを重ねながら気を引き締めた。

主演の有村については「とにかく素敵な女優さんですし、心から尊敬しています。作品に対する向き合い方や、作品を背負う上での日々の過ごし方、現場での佇まい、スタッフへの方への接し方、すべてが素晴らしくて、1話のでき上がったものを見たときに、その思いがより強くなりました。出会っていた女優さんの中でも別格だなと感じていまして、一緒にお芝居をしていて引っ張られるものがありますし、日々刺激を受けていますし、最後までこの関係性を築き上げていくのが、楽しみで仕方がないです」と絶賛。

その有村は、林について、「人の心にスーッとなじむ声色というか、表現というか、それがとても心地よくて、稀有(けう)な役者さんだなと思ってます。だけど、内に秘める熱量はすごく感じていますし、熱い男性で魂のこもった役者さんだなという印象があります」と語った。

ちなみに林は、「出会いから始まってゆっくり進んでいくストーリなので、なるべく共演者の方との距離感もリンクさせていけたら」と意識しているそうだが、桃子の弟を演じるKing & Princeの高橋海人とは、「まだそんなに一緒のシーンがない中で、すでにメールのやり取りをしたりして、いろんな男だけの会話をしたりしています」と、有村も知らない秘密を告白。

それを受け、有村は「もしかしたら、私よりも深い仲かもしれないです(笑)。でもうれしいです。海人くんは林さんの話をすごく聞きたいと言っていたので、ちゃんと関係を築けていて良かったです」と、本当の姉のように喜んでいた。