アクロニスは10月19日(スイス時間)、「Acronis #CyberFit Academy」を開設した。Acronis #CyberFit Academyは、企業のサイバープロテクションソリューションをどのように位置付け、販売・展開すべきであるか、パートナー向けに情報を提供することを目的とした、新規のトレーニングおよび認定プログラムとなる。

Acronis #CyberFit Academyは、アクロニスのパートナー支援を拡大することを目的としている。2022年までに100万人以上のトレーニングを計画しており、パートナーをサイバープロテクションのエキスパートに育成し、顧客をそのニーズに最適なソリューションへと結び付けられるようにすることを目指している。

開設に合わせ、既存パートナーには2020年のトレーニングセッションおよび認定コースのすべてが無償で提供され、情報、トレーニング、教育を重視したアクロニスパートナーポータルとダイレクトポータルからコースを利用できるほか、今後は主要製品にもコースが組み込まれる予定。また、新たな学習用サブスクリプションのアドオンをアカウントに付加できるようになり、パートナーは自社の顧客を特定製品のトレーニングセッションに参加させることができる。

トレーニングは、24時間365日学習できるように、完全オンラインかつモジュール単位でパートナーに提供し、プラットフォームではトレーニングと新規の#CyberFit認定コースが、セールス、テクニカル、開発者の3つの主要分野で20を超える言語で提供される。

セールストレーニングはセールスおよびマーケティングの担当者に対して、どのようにしてアクロニス製品の最適な位置付けを行うかに関して助言し、潜在的な顧客の関心を引き出することで、さまざまな質問に答えるための予備知識を提供する。

テクニカルトレーニングはIT担当者に対して、Acronis Cyber CloudとAcronis Cyber Protect 15の両ソリューションの使用法に関する幅広い知識を提供し、ハンズオンセッションでは両製品のすべての製品機能について学習、試用を可能としている。

開発者トレーニングではアプリケーション開発者に対して、Acronis Cyber Cloudの自動化とサードパーティ製アプリケーションへの統合に関する知識を提供し、ハンズオントレーニングではクラウド製品のすべての機能について学習、試用が可能。

全コースはプロの講師が指導を担当し、コースはホワイトボード、動画とアニメーション、実習、ライブパネルディスカッションを特色とした参加型配信形式となっており、詳細演習、実践的なユースケース、試験で構成されるコース構造の一環となっており、参加者はトレーニングから実践的で応用可能な知識を得られるという。

また、プラットフォームは各地のトレーニングパートナーまたはアクロニスのポータル経由で利用できるほか、同社はパートナーの個別ニーズに対応するため、コースのカスタマイズ対応を行う。さらに、パートナー向けに提供されるトレーニングに加え、Acronis #CyberFit Academyではアクロニスの従業員とエンドユーザー向けのプログラムの提供も予定している。