Webサイトの構築・管理を簡単にするCMSにはさまざまな種類があります。導入を検討している企業の方のなかには、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、CMSの導入や切り替えを検討中の企業の方に向けて、無料CMS12製品、有料CMS12製品をご紹介します。また、CMSを使うにあたり、PHPを知ることで、どのようなことができるのかも解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

CMSとは

CMSとは、Contents Management Systemの略で、日本語では「コンテンツ管理システム」といいます。通常WebサイトはHTMLやCSSなどを駆使して制作するため、専門知識が必要になりますが、CMSを使えばそういった知識がなくとも簡単に制作することができます。

CMSには、大きく分けてパッケージ型、クラウド型、オープン型の3種類があり、それぞれにメリットや特徴があります。

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PHPとは

PHPとはHypertext Preprocessorの略で、プログラミング言語のひとつ「スクリプト言語」と呼ばれています。

PHPは、シンプルなプログラミング言語のひとつであるために学習がしやすい特徴があります。PHP言語を学ぶことでコンテンツ管理の開発やSNS開発ができるようになったりします。

CMSを導入した場合はプラグインを自分で作成し、会社などのWebサイトの作成が可能です。

無料CMS12選

CMSには無料のものと有料のものがあります。有料のものと比べると機能などで劣る部分もありますが、なかには有料に負けないほど機能が充実したものもあります。

ここからな無料で利用することができるCMSの中から、おすすめ12製品をご紹介します。

無料CMS1:WordPress

CMSのなかでも高い知名度を誇っているのがWordPressです。世界中の企業や個人で使われており、プラグインなどが多く、拡張性が高いのが特徴の1つです。

また、テンプレートは見つけやすく、無料でもデザイン性の高いテンプレートがあります。Webサイトをブログのように気軽に更新することが可能です。

一方で、開発などはせずに無料のテンプレートのみを使用するとオリジナリティに欠けてしまいます。企業として個性や特徴を出すサイトを制作したい場合には、それなりにスキルを要します。

無料CMS2:Baser CMS

Baser CMSは国産開発のCMSで日本語での説明書があるのが特徴です。

カスタマイズがしやすいCakePHPを使っているので、オフィスソフトのワードなどを使うことができれば、文章入力は困難ではありません。スマホでも見やすいようレスポンシブルに対応しています。

一方で無料のプラグイン、テーマなどはさほど量が多くないことがデメリットといえるでしょう。

無料CMS3:EC-cube

EC-cubeはECサイトの構築が可能なCMSで、2006年にオープンソースとして公開され、オープンプラットフォームとも呼ばれています。

EC-cubeにはECサイトに必要な機能がすべて揃っています。その中に消費者が直接触れるフロント機能であったり、ECサイト運営側が業務で使用する管理機能があります。

メリットは自由度が高いことで、多種多様なプラグインやテンプレートを使用して機能・デザイン等のカスタマイズが可能となっています。

無料CMS4:Geeklog

Geeklogは海外で開発されたCMSですが、日本語の公式サイトがあり、使い方を日本語で調べたりすることができます。サイトにはAIチャットも搭載されているため、質問をすることも可能です。

無料CMS5:Open PNE

OpenPNEは、SNSサイトを構築できるオープンソースです。株式会社手嶋屋が中心となって開発されたもので、簡単にコミュニティを管理できるよう、様々なメニューが最初から用意されています。

Webメールのような使い方もできれば、コミュニティ内で日記を書いたり、動画をアップロードしてシェアしたりもできます。パソコン、携帯の両方から利用でき、難しい知識もいらずに操作可能です。

無料CMS6:Ameba Ownd

Ameba Owndはアプリをダウンロードすることによって、パソコンからだけでなくスマートフォンからでもすぐにWebページが作ることができます。ソーシャルメディアなどの連携も簡単に行うことができ、SEO設定機能などもついているため商用としても活躍します。

EC機能がついているため、すぐにネットショップにも参入ができます。また、サイトやブログの運営はメンバーと一緒に行うことが可能です。さらに、CSSの知識があればカスタマイズも行えます。

無料CMS7:SOY CMS

SOY CMSは国産開発のオープンソースCMSです。開発は、IT化コンサルティング業務、Web構築支援を行っている株式会社Brassicaという会社が行っています。

そのため、SOY CMSを導入してどのようなことができるかなど相談することもでき、パッケージを売りだしているので、その会社が必要としているネットショップを構築するのも低価格で行えます。

無料CMS8:JS CMS

JS CMSは、簡単・柔軟・リアルタイムをコンセプトにしたCMSで、小規模、中規模サイトに特化しています。

導入方法は、FTPでファイルをアップするだけで完了します。一般的なCMSとは異なり、データベースの設定の必要がないのが特徴です。かかる時間も10秒と短時間で完了します。

とても簡単に導入が可能なので、サイト全体またはサイト内一部のコンテンツだけCMSで作成できることもできます。

無料CMS9:MODX

MODXは、オーサリングツールとして呼ばれるDreamweaverなどの特性を持っているハイブリッド型のCMSです。また作成したい場所にWebページを作ることが可能です。

CSSのデザインの自由度も高いですが、他のCMSでもデザインだけは自由に作成できるものもあります。ただ、サイトの構造とテンプレートシステムが密接になっており、制約が多かったりする場合があります。

一方MODXの場合は上記が関連づいておらず制約がないため、より自由にデザインすることが可能です。

無料CMS10:concrete5

concrete5は、アメリカのconcrete incを基としたオープンソースのCMSで、日本で開発されたものです。そのため、使い方などをすべて日本語ドキュメントで読むことができます。

concrete5そのものは、プログラミング言語などの知識を持っていない方でも簡単にWebサイトを作成できるよう作られています。PHPなどのプログラミングを知っている人には、デザインのカスタマイズなども自由にできます。

無料CMS11:Drupal

オープンソースのDrupalは、無料で使うことができるCMSとしておすすめの1つです。多言語に対応していることもあり、世界的なシェアがあるのが特徴です。

CMSアワードなどで賞を受賞している実績のあるCMSで、3000ほどの公式テーマが用意されていたり、Web構築に柔軟に対応できるようカスタマイズもしやすくなっています。PHPでの開発も可能です。

無料CMS12:Jimdo

Jimdoは2007年にドイツで生まれた、オンラインWebページ作成サービスです。プランが3つあり、無料のほか、より充実した機能が利用できる有料のものまで用意されているため、用途によって選ぶことができます。また、最初は無料で作成し、後で有料プランへアップグレードすることも可能なので、状況によって臨機応変な対応ができます。

Jimdoは「クラウド型CMS」というシステムを使ったサービスになるので、オンライン環境でパソコンがあれば、どこにいてもWebページを編集することが可能です。

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有料CMS12選

有料のCMSは、無料のものと違い導入すると初期費用や毎月の利用費がかかってしまいます。しかしその分、無料のCMSにはない機能が搭載されていたり、セキュリティ面やサポートでの安心感があったりと、費用を払う分多くのメリットがあります。

ここからは、おすすめの有料CMSを12個ご紹介します。無料CMSと比較しどのような違いがあるのか、そして有料CMSを使うことでイメージしているWeb構築ができるのかを考えながら見ていきましょう。

有料CMS1:RCMS

国内で開発されたRCMSは、すぐにネットショッピングなどに参入できるECサイトが実装されています。拡張性が高くカスタマイズがしやすいのが特徴の1つのため、自社のカラーに合わせたオリジナリティなサイトを作りたい人におすすめです。

無料のCMSと比べるとセキュリティ面での安心感が違います。サポート体制も整っているので、プログラミングなどに詳しくない場合でも、すぐに設計、構築に関してアドバイスを聞きながら制作に取り掛かることができます。

有料CMS2:a-blog cms

a-blog cmsは、サイト運用をサポートする体制が充実している国産開発のCMSです。

PHP, HTMLなどが実装されていますので自在にWeb構築、デザイン性の高いWebページを作成できます。国産開発のCMSなのでマニュアルは日本語であり、わからないところも調べやすいでしょう。

CMSを導入後、制作に行き詰まった時でもWeb制作をしている会社を紹介するなど丁寧にサポートしてくれます。

有料CMS3:ferret One

BtoB向けのWebサイトを作るなら、それらに特化したサポートがあるferret OneはおすすめのCMSの1つです。国内でも大手企業をはじめとして多くの企業で導入実績があります。

導入するにあたってコストはかかりますが、プラン別になっているため、必要な機能だけをオプションで付け足す形で利用することができます。

有料CMS4:NOREN

大手企業での導入実績も豊富なNORENは、静的CMSにリアルタイムパブリッシュ機能が搭載されたCMSです。強固なセキュリティをはじめとした静的CMSのメリットを持ちながら、リアルタイムでのページ生成を行うことも可能となっています。

導入時には専任の講師によるトレーニングがあるほか、導入後も専任担当者によるサポートがあるため、最終的には自社のみでWebサイトの構築、更新ができるようになるメリットがあります。

有料CMS5:Sitecore Experience Platform

Sitecore Experience Platformは日本国内だけでなく、マルチ言語に対応しているので世界を視野にビジネスを考えている場合におすすめのCMSの1つです。

コンテンツ管理とマーケティング管理がしやすく拡張性も高くなっているため、会員向けのサイト、社内でのイントラサイト、ECサイトなどにもおすすめできます。

有料CMS6:BiND Cloud

BiND Cloudは30日間無料のお試しが可能なCMSです。これまでCMSを使ったことがなくても、まず試してみるということができるため、いきなり導入するには抵抗があるという場合にもおすすめです。また、気軽にWebサイトを構築できるほか、SEO対策も実装していますので、顧客集客にも効果を見込めます。

また、「エントリーコース」「基本コース」「ビジネスコースの」の3種のプランが用意されており、サイトの規模にあったプランを選択することができます。

機能は制限されますが、エントリーコースであれば低コストでの運用も可能です。

有料CMS7:SITE PUBLIS

SITE PUBLISは2003年の販売から17年を超える歴史をもつ純国産のCMSです。操作が簡単で、テンプレートや独自の編集タグを使わずに、ブロックによる自由なページレイアウト構成が可能となっています。そのためページ編集の生産性向上にも貢献してくれるでしょう。

また、製品はクラウド型とオンプレミス型の2つが用意されているため、自社の環境に適したタイプを選択することが可能です。

有料CMS8:HeartCore

HeartCoreは海外での導入実績も豊富なオールインワンパッケージのCMSです。サイト制作のために必要な機能はもちろん、マーケティング支援や他システムとの連携機能もあるため、これ1つで効率的なサイト運営ができます。

Web構築の際に、携帯、iPhoneなどデバイスごとのURLの設定を要するものが多い中、サーバー設定が不要で運用できる互換性の良さも売りです。

有料CMS9:Movable Type

Movable Typeは、WordPressと並びかなり知名度のあるCMSの1つです。簡単な操作が可能でありながら機能が豊富で、カスタマイズも可能なため、小規模サイトから大規模サイトまで幅広く対応できます。

また、ソフトウェア版やクラウド版のほか、エンタープライズ向けやAMI(Amazon Machine Image)版など豊富なサービス展開を行っているため、自社にあった運用を行えるCMSを選択することができるでしょう。

有料CMS10:CREAM

CREAMはメディアサイトの構築に適したCMSです。簡単な操作で記事の作成・管理が行えるほか、SEOに強い仕組みも備わっています。

また、ディスプレイ広告やバナーなどを簡単に設定できるカンタン広告パーツ設定機能があり、広告の運用も楽に行うことができます。

有料CMS11:ALAYA

ALAYAは導入サポートが手厚いCMSです。さまざまなセキュリティ対策を実施しており、その安全性の高さから官公庁や大手企業での導入実績もあります。

オンプレミス型とクラウド型のどちらも用意されているため、用途にあわせて選ぶことが可能です。

有料CMS12:dino

株式会社リボルバーが自社開発したCMSであるdinoは、オウンドメディア専用のCMSです。

簡単な操作で文章を入力できるdinoエディターを使って記事を投稿、更新することができます。また、定期購読型メディアの運営支援機能やオリジナルの動画コンテンツを設置できる機能などメディア運営に特化した機能が豊富なため、メディアサイト運用のCMSを探している場合にはおすすめです。

PHPを使ってサイトを作るメリット

ここまでCMSをご紹介してきましたが、オープンソースのCMSでより高度なサイトを作成するにはプログラミング言語のスキルが必要になってきます。

ここからはプログラミング言語の1つ、PHPを使った時のメリットをご紹介します。

自社でバージョンアップができる

PHP言語を使うと、自社で容易にバージョンアップすることが可能になります。

不具合などがあってもPHPを含むプログラミング言語のスキルがない場合は、サポートセンターなどに問い合わせをする必要があります。

しかしながらPHPや他のプログラミング言語を駆使して自社でWeb構築をした場合は、不具合が生じたとしてもすぐに対応できるというメリットがあります。

モチベーションにつながる

PHPのスキルがあることで、オリジナリティのあるWebサイトを構築することができます。ゼロから構築することで、愛着もうまれるでしょう。

更新やメンテナンスなど面倒な作業も、PHPのスキルを駆使してより良いものを作ろうというモチベーションがにつながるのではないでしょうか。。

自社に最適なCMSを見つけよう

PHPを使えればオープンソースでも高度なサイトを作ることが可能です。社内にスキルを持った社員がいて、かつなるべく内製ですませたい場合にはオープンソースで自社で構築する方がよいでしょう。

一方で、構築スキルを持った社員がいない、または、いてもリソースに余裕がない場合や、構築から運用まで簡単に行いたい場合、強固なセキュリティを望む場合などには、商用CMSがおすすめです。導入する場合には、自社の環境などをしっかり確認し、目的に合ったCMSを選択するようにしましょう。

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