国産のプログラミング言語であるRuby製のCMSにはどのようなものがあるのでしょうか。この記事ではRubyの特徴やCMSの概要、RubyのCMS8つ、CMS導入の注意事柄などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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Rubyで作られたCMSにはどのようなものがある?

Rubyはさまざまな開発に用いられる国産のプログラミング言語です。

RubyはアプリケーションやECサイト、SNSなどの開発に活用される人気の言語ですが、Webサイトを簡単に構築することができるCMSの開発にも用いられています。

この記事ではRubyで作られたCMSについてご紹介していきます。

Rubyの特徴

Rubyは日本人が開発した、楽しく開発ができることをコンセプトにしたオブジェクト指向のプログラミング言語です。

WebサイトやSNS開発などさまざまな用途で活用されている言語です。また、Rubyはシンプルにコーディングができ、日本語での情報がインターネットでも手に入りやすいことから、初心者にもおすすめだと言えるでしょう。

ここではRubyの主な特徴についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

国産のプログラミング言語

Rubyは日本人の「まつもと ゆきひろ」氏が開発したプログラミング言語です。

Rubyは1995年に公開されたプログラミング言語で、国産のプログラミング言語でははじめて「国際電気標準会議(IEC)」で認定されました。

Rubyはまつもと ゆきひろ氏が好きなプログラミング言語の特徴を組み合わせて構築されており、高い人気のあるプログラミング言語となっています。

簡潔な記述スタイル

Rubyは記述がシンプルという特徴があります。

Rubyは非常にシンプルで、必要最低限の内容さえ記述すれば良いように設計されています。そのため、書きやすいだけでなく誰でも読みやすいコードが書ける点がRubyの特徴となっています。

そのため、これからプログラミングを学ぶ初心者や経験の浅いプログラマーにもおすすめのプログラミング言語だと言えるでしょう。

インタプリタ方式

Rubyはインタプリタ方式のプログラミング言語です。

インタプリタ方式とはプログラムを実行する際にプログラムソースを1行1行解析して、実行していくもので、先にコンパイラを使ってコンパイルするコンパイル方式の反対です。

インタプリタ方式はプログラムをコーディングしている途中でも実行できるため、エラーを発見しやすいというメリットがあります。ただし、実行速度はコンパイル方式に劣るでしょう。

オブジェクト指向

Rubyはオブジェクト指向型のプログラミング言語です。

オブジェクト指向とは現在のプログラミングの主流となっているプログラムの表現方式で、モノを組み立てるように表現することで、コンピュータを動作させるという特徴があります。

オブジェクト指向では「モノ」と「モノの役割」を決めることで、わかりやすくプログラムを表現できるというメリットがあります。

Ruby on Railsの存在

Rubyにはフレームワークの「Ruby on Rails」があります。

フレームワークとはアプリケーションを構築するための「枠組み」のことで、フレームワークを利用することで効率的にさまざまなアプリケーションを開発することが可能になります。

「Ruby on Rails」はRuby向けの便利なフレームワークで、Rubyでの開発ではほとんどの場合、Ruby on Railsを利用することになるでしょう。

CMSとは

CMSとはWebサイトを構築・管理・運営できるシステムです。

CMSは「コンテンツ管理システム」とも呼ばれ、Webサイトのコンテンツとなるテキストや画像、テンプレートなどを保存、管理することができるものです。また、CMSを利用することで、専門的な知識を持っていなくても簡単にWebサイトを作ることができます。

ここでは、CMSの主な特徴についてご紹介していきます。

役割

CMSは「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」を略したもので、名前のとおりコンテンツを管理できるシステムです。

CMSを導入せずにWebサイトを構築、管理する場合、完成したWebページのデータを作成して管理する必要があります。

しかしCMSを導入すれば、Webサイトに必要なデータを個別にCMSが管理し、それをテンプレートと組み合わせることができます。

CMSを使用する3つのメリット

CMSを使用するメリットをご紹介します。

Webサイトの構築や管理、更新にCMSを利用することで、具体的には「特別な環境が不要」「専門知識が不要」「コストが削減できる」といった3つのメリットがあります。

ここではCMSを使用する3つのメリットについて詳しくご紹介していきます。

メリット1:特別な環境は不要

CMSはインターネット環境さえ整っていれば、ブラウザから操作することができます。

CMSを利用するのに特別な環境は必要ありません。多くのCMSは、クラウドで利用できるクラウドサービスとなっているため、インターネット上のサーバーで稼働します。

そのため、パソコンにインストールしなくても、インターネット環境さえあれば時間や場所に制限されることなく利用することができます。

メリット2:詳細な専門知識がなくても作業できる

CMSはHTMLやCSSの細かい知識がなくても、作業を行うことができます。

Webサイトの構築や更新を行う場合、HTMLやCSSの知識が必要になります。そのため、CMSを使わずにWebサイトを制作する場合は、専門の担当者を配置することになるでしょう。

しかし、CMSを利用することでそういった専門的な知識がなくても、簡単にWebサイトを構築・更新することができるようになります。

メリット3:コストが削減できる

CMSは知識がなくてもWebサイトの更新ができるため、外部業者に依頼するといったコストが削減できます。

Webサイトの運用を行うスキルを持った人材が社内にいない場合、外部業者に依頼することになるため、コストが発生します。

しかしCMSを導入すれば、特別な知識がなくても自社内でコンテンツの作成や管理、更新が可能になるため、コストを削減することができるでしょう。

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RubyのCMS8選

RubyのCMS8選をご紹介します。

CMSの中にはRubyで動くCMSがあります。ここではRubyのCMSをご紹介しますので、RubyのCMS導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

CMS1:RefineryCMS

RefineryCMSはRubyで動かせるオープンソースのCMSです。

RailsEngineの機能を利用したRubyのCMSで、GitHubで入手することができます。Ruby on Railsのバージョンに合わせて更新されており、管理画面がシンプルなので使いやすいという特徴があります。

また、ドキュメントが充実しており、日本語にも対応しているため導入しやすいでしょう。

CMS2:LocomotiveCMS

LocomotiveCMSは、Ruby on RailsにCMS機能を付け加えられるCMSです。

RubyでコーディングされたCMSで、Ruby on Rails上で動かすことができます。オープンソースとなっており、GitHubで開発されています。

また、管理ページは日本語に対応していませんが、国際化対応(i18n)がされているため日本語を追加することも可能です。

CMS3:Joruri CMS 2017

Joruri CMS 2017は、Rubyを使った総合的なオープンソースのCMSです。

名前は「Japan Originated Ruby-based RESTful and Integrated CMS」を略したものです。国産のCMSなので導入ハードルは低めとなっています。

また、Joruriシリーズにはホームページ制作の「Joruri CMS」や自治体向けグループウェアの「Joruri Gw」などがあります。

CMS4:Lokka

LokkaはFjord社で開発されたRubyを使ったCMSです。

PHPを使ったCMSであるWordPressに対応するべく、Fjord社内で開発された経緯を持つCMSです。以前のバージョンのLokkaであればRubyをそれほど触っていない人でも動かすことができましたが、現在はRuby on Railsを扱うスキルがないと、操作するのは難しいでしょう。

CMS5:wheelhouse

wheelhouseはRuby on RailsとMongoDBを搭載したCMSです。

直感的に操作できるCMSです。アカウントにサインアップし、独自ライセンスのテンプレートを使用して新しいRailsアプリケーションを作成することができます。

また、Gemfileを編集することで、既存のRailsアプリケーションに追加することもできます。

CMS6:Radiant

Radiantは、Ruby on Railsで開発された少人数向けのCMSです。

Rubyの公式サイトの管理用CMSとして開発された、Web開発や運営をシンプルで効率的に行うことができるオープンソースのCMSです。

わかりやすいユーザー管理機能を持ち、高い拡張性や柔軟性を持つソフトとして定評があります。また、オフィシャルサイト管理用CMSということで参考書も販売されています。

CMS7:Nesta

Nestaは開発者とデザイナーのためのRubyのオープンソースCMSです。

Webサイトを構成するためのコンテンツを保存するデータベースを持たず、すべてテキストファイルに保存するという特徴があります。

操作する際は、Webサイトのローカルコピーで変更を確認し、ファイルをサーバーにGitでコピーして公開するという流れになります。

CMS8:Webiva

WebivaはWebサイトを構築できるRubyのCMSです。

Webivaではさまざまなテーマやサブテーマを複数でも含めることができ、テーマを任意のページにドラッグすることでテーマを簡単に変更できます。また、複数のページのコンテンツを簡単に追加することができます。

さらに必要に応じて、アクセス制限を掛けることができる点も特徴となっています。

CMS導入の注意事柄

CMS導入の注意事柄をご紹介します。

Webサイトの作成や管理などに非常に便利なCMSですが、導入する場合はいくつかの点に注意する必要があります。

ここでは最後にCMS導入において注意する点をご紹介しますので、導入の際の参考にしてみてください。

教育コスト

CMSを導入する場合、作業フローの教育が必要になります。

CMSを利用することで、Webサイトを簡単に構築、管理することができるようになるため、基本的には操作に専門知識は不要です。ただしコンテンツを公開する際の操作フローなどは統一する必要があるため、担当者には教育を行うコストがかかります。

また、マニュアル作成などのコストもかかることは押さえておきましょう。

セキュリティ

CMSは、CMSそのものにセキュリティの脆弱性がある点に注意しましょう。

特にオープンソースのCMSは無料でソースが公開されているため、セキュリティの脆弱性を狙われるリスクが高いでしょう。たとえば世界的に人気のWordPressもシェアが高い分、サイバー攻撃を受けやすいリスクを持っています。

多くの場合セキュリティホールは発見されれば修正されますが、CMSそのものにリスクがある点は押さえておきましょう。

Ruby製のCMSを把握しよう!

RubyのCMSを導入することで、RubyやRuby on Railsなどで簡単にコンテンツ管理ができるようになります。

ぜひこの記事でご紹介したRubyの特徴やRubyのCMS、CMS導入の注意事柄などを参考に、Ruby製のCMSを導入してみてはいかがでしょうか。

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