スポーツキャスターの松岡修造が、P&Gの新CM「想いの架け橋~未来へ」編(16日から全国放送)で、Kiroroの名曲「未来へ」を披露した。

松岡修造レコーディング風景

歌詞を噛み締めながら「未来へ」を口ずさむ松岡が、日常が変わった今から、前向きに明るい未来へ歩み続けるシーンを通して「想いをつないで、未来の架け橋に」というメッセージを伝える。

監督は松岡の歌を「優しく背中を押す感じが表れていて、大変素晴らしかったです」と絶賛。心に語りかけるようなやさしい歌声と、すべてを包み込むような温かい笑顔が印象的で、普段の熱血キャラとはまた違った松岡の一面が見られるCMに仕上がった。

撮影中は常にスタッフを気遣っていた松岡。床の照明用コードに引っ掛かりそうになったスタッフに「ほら、足元を見てごらん」と歌詞を使ったねぎらいの声を掛け、現場を盛り上げていた。

松岡のコメントは以下の通り。

――CMで歌うことについての感想

うれしかったですね。歌というのは、一つの表現だと思うんです。これまでは、どちらかというと強く訴え掛けるような歌い方をしてきたかもしれません。ただ今回は、このコロナ禍で不安が広がる中、僕としては心に語り掛けるような、より静かな気持ちで伝えられたらという想いだったので、一つのチャレンジだったというか。お話を聞いた時から、本気で成功させたいと思いました。

――「未来へ」歌唱に込めた思い

テニスをしている時は、誰しも自分一人で戦わなければいけない。でも、今回のKiroroさんの「未来へ」は、未来について語り掛けながら、自分の足元を見てみようという歌で、歌っている時も、一人じゃないよ、みんなで一緒に歩んでいけるんだよという感覚をすごく感じたんです。未来に向けて、今こそ、今だからこそ、みんなの心を一つにして、しかもその心は前向きに、笑顔で歩んでいこうという想いが伝えられたらうれしいですね。

――歌の練習量

僕は普段から応援とかジュニア合宿のために、ボイストレーニングをやっているんです。でも、今回の歌い方は特別で、高い音とか、大声を出すわけじゃない。とにかく一番自然にやさしく伝わる歌い方を監督と打ち合わせする中で、お互いにいろいろ意見を出し合ってトライしましたが、なかなか「イエス」と言っていただけなくて。それぐらい伝えたいニュアンスが難しかったんだと思います。CMをご覧になる皆さんの捉え方は様々だと思いますが、少しでも前向きに歩んでいけるような力が歌に込められていたらいいなと思います。