クレジットカードを利用したり買い物をしたりすると、ポイントが貯まっていくポイントサービス。貯まったポイントで買い物をしたり、商品に交換したりしたことがある人は多いでしょう。今回は、そのポイントを利用して投資する「ポイント投資」について、どういうものなのかお伝えしていきます。

そもそも「ポイント」にはどんな種類があるの?

最近ではキャッシュレス決済が身近になり、それにつれてさまざまな会社がポイントを発行するようになりました。

クレジットカードを利用すると支払金額に応じてポイントが貯まるのはおなじみですが、その他にも「Tポイント」「dポイント」「楽天ポイント」など、さまざまな企業でポイントが発行されています。

でも、いろいろな企業でそれぞれポイントを貯めていくより、よく使うサービスを決めて集中して貯めていく方が早く貯まりますよ。

ポイントを貯めるコツ

「ポイ活」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。「ポイ活」とは、一言でいうとポイントを貯めていく活動のことを言います。同じ買い物をするなら、少しでも上手にポイントを貯めていきたいですね。

クレジットカードの利用で貯まるポイントは、毎月の水道・光熱費や携帯電話代をクレジットカードで支払うことで、ムリなくポイントを貯めていくことができます。

また、オンラインショッピングや旅行のチケットを申し込む時など、ポイントサイトを経由してから購入することで通常より多くのポイントが貯まる場合があります。

「ポイント投資」とは?

ポイントが貯まったら、ポイント投資にチャレンジしてみるのもポイントの有効利用の一つです。

ポイント投資は、その名前の通り貯まったポイントを利用して投資ができるサービスです。貯まったポイントをポイントとして持ち続けていても増えませんが、貯まったポイントを運用することでさらにポイントを増やすことができる可能性があります。

ポイント投資には大きく分けて2つのタイプがあります。

ポイントを運用するタイプ

貯まったポイントをそのまま運用するタイプです。あらかじめ用意されている投資信託を選ぶだけで、それぞれの投資信託の値動きに合わせてポイントが増えたり減ったりします。

証券会社の口座を開設する必要がないので、手軽に運用することができます。運用で増えたポイントを引き出せば、買い物に使えたり商品と交換したりすることができます。

ポイントで株や投資信託を購入するタイプ

株式や投資信託など実際に金融商品を購入し、ポイントで支払うタイプです。ポイントで購入しても、購入した株式や投資信託を売却すると現金で戻ってきます。実際に金融商品を購入するので、証券会社の口座を開設する必要があります。

現金で運用益を受け取る時に注意したいこととしては、通常の投資と同じように利益に対して20.315%の税金がかかります。口座を開設する時にNISA口座を利用すると非課税で運用することができます。

どのようなポイントでどのような投資ができるのか一覧表にまとめてみました。

主なポイント投資

  • 主なポイント投資

ポイント投資、メリット・デメリット

このように初めてでも気軽に投資ができるポイント投資ですが、メリットやデメリットを確認しておきましょう。

メリット

投資には興味を持っていても、なかなか現金で投資をする勇気がないという人でも、貯まったポイントでする投資なら気軽に始めることができるというのはメリットの一つでしょう。

実際に投資を始める前に、資産運用の勉強のツールとして利用してみるのもいいですね。

デメリット

ポイント投資とは言っても、投資には違いありません。株式や投資信託は日々値動きがあるため、購入した時に比べて値段が下がるとポイントが減る可能性があります。

ポイントを減らしたくない場合は、毎月少額ずつポイントを積み立てしていくことで、平均的な値段で積み立てしていくことができるので、リスクを抑えて投資することができますよ。

また、万が一名義人が亡くなった場合、実際の投資では金融商品を相続することができますが、ポイントは相続できなくなっていることが多いです。その場合はポイントが消滅してしまうので、ポイント運用をしていてポイントが増えてきた場合は、タイミングをみて商品と交換したり買い物に使ったりしておくのも一つの方法です。

キャッシュレス決済が進んでいく中で、これからはポイントも上手に利用していきたいですね。 投資を体験しながら、ポイントを増やしていけたら一石二鳥です。

ただし、ポイントと言っても現金と同じ価値があります。ポイント投資のメリット・デメリットを理解して、自分に合った運用方法でポイント投資を行ってくださいね。