フジテレビでは、新たな大人と子供の情操教育番組『キャラダチミュージアム~MoCA~』(毎週日曜5:10~ ※関東ローカル)を、4日からスタートする。

和田彩花=フジテレビ提供

この番組は、架空の美術館を舞台に、様々な「もの、こと、ひと」をキュレーション。展示されるのは『ウゴウゴルーガ』で一世を風靡した「ミカンせいじん」や『ポンキッキーズ』のジャカジャカジャンケンで活躍した「ゴー!ゴー!コニーちゃん」など、おなじみのキャラクターから新キャラクターまで、多種多様なキャラクターだ。

独特の感性と言葉のセンスで若い世代から圧倒的な支持を得る詩人・最果タヒの美しい詩を朗読する企画「展示 言葉」などのコーナーも展開される。

番組に携わるメンバーは、その道で超一流のスぺシャリストたち。番組オリジナル音楽を手掛けるのは、17歳の新鋭トラックメイカー・SASUKE。番組ロゴをデザインするのは、様々なモノやコトを新しい切り口から再構築する実験的なアプローチが国内外で高い評価を受けるデザインスタジオ・we+。

そして、番組キュレーターを務めるのは、ハロー!プロジェクト、アンジュルムの元リーダーである和田彩花。09年4月にアイドルグループ「スマイレージ」(後に「アンジュルム」に改名)の初期メンバーに選出され、リーダーに就任。10年5月「夢見る15歳」でメジャーデビューを果たし、同年「第52回日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞した。

昨年6月にアンジュルムとハロー!プロジェクトを卒業した後もアイドル活動を続けるかたわら、大学院では美術を専攻。特技は「美術について話すこと」と美術への関心の高さを買われて今回の番組キュレーター就任となった。

初収録を終えた和田は「自分のライブなど、なにか表現する場では詩を詠むことがすごく多いのですが、テレビの場で詩を詠むのは初めてだったのでちょっと緊張しました。それも自分が書いた詩ではなく、作品となったものを詠ませていただいたので、それも新しい経験で楽しかったです」と感想をコメント。

この番組で挑戦したいことを聞くと、「私は美術や文化を伝えるという立ち位置があるので、そういった面では美術館を実際に訪問して、本物の絵画を前に、皆さんに紹介するってことをしてみたいですね。もしできれば、国内だけでなくパリとかもいってみたいです、でもそれは大きな野望として(笑)。また今回やったように“言葉”などテーマがあったらそこで自分の作品を作って、朗読をするだとか、ポエトリーリーディング(詩の朗読)はかなりやる機会があるので、そんなことにも挑戦することができたらうれしいなと思いました」と意欲を語る。

企画・チーフプロデューサーの下川猛氏は「日曜日の早朝に、キャラクター、言葉、音楽など、いろいろな文化に触れる時間を作りたいな、と考え、新企画は、キャラクターたちが集まる架空の美術館というコンセプトにしました。この美術館のキュレーターには、美術に強い関心を寄せる和田彩花さんにお願いしました。小さな美術館ですが、いろいろな“もの、こと、ひと”を展示したいと考えております。いろいろなキャラクターが毎週展示されますので、気楽な感じでぜひご覧ください。ちなみに略称のMoCAは、The Museum Of CHARADACHI Artの略です」と説明した。

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  • ゴー!ゴー!コニーちゃん