オンキヨーは30日、"ながら聞き"もできる同社のワイヤレスネックスピーカー(SE-C9100NS)が福祉・医療関係者向けのデジタルインカムサービスに採用されたことを発表した。

  • 同社資料より

介護や福祉、医療分野での業務支援ソフトウェア開発を行うエヌ・デーソフトウェアは、現場での事務作業の軽減を目的としたデジタルインカムサービス「ほのぼの TALK++」を展開。iPhoneやiPadをインカムのように活用できるアプリは、"聞き漏らしてもテキストで確認できるように"音声とテキストの双方でやりとりが行えるなどニーズに合わせた機能を開発・提供している。

従来は、有線イヤホンで耳へと繋げていたが、ここに課題があった。緊急な連絡もある施設では、ケーブルが作業中に引っかかることや長時間の装着も負担もになる。オンキヨーが新たに開発した「SE-C9100NS」は同社が市販するパイオニアブランドのワイヤレスネックスピーカー「C9wireless neck speaker」を課題解決に向けてカスタムしたものだ。100gと軽量なワイヤレスネックスピーカーは、耳を塞ぐこと無く長時間の装着も負担が軽い。個体識別番号が付与されており、Bluetooth接続画面の複数機器の中から選べる。スタッフが各スピーカーのバッテリー状態により、機器を切り替えられる。

オンキヨーは、"音"の技術をオーディオ機器以外の介護・福祉・医療分野などへと活用することで社会に貢献する課題解決を目指す旨を述べている。なお、オンキヨーグループは10月1日より新体制へと移行している(ニュースリリース)。