マザーズ上場のI-ne、今期売上目標は231億円 前期のEC化率は30.5%

ヘアケア商品など美容品のECと店舗販売を手掛けるI-ne(アイエヌイー)は9月25日、東証マザーズ市場に新規上場した。大西洋平社長は同日、オンライン記者会見を行い今後の成長戦略を説明。オンラインとオフラインの売り上げを両輪の形で拡大し、今期(2020年12月期)売上高は231億円(前期比8.9%増)、営業利益は14億円(同99.4%増)を目指すと語った。
 
アイエヌイーは2007年に設立。現在、主力ブランド「BOTANIST(ボタニスト)」など18ブランドを展開している。
 
2019年12月期の売上高は212億600万円で、ECの累計顧客数は270万人超。売上高のうち、EC売り上げが30.5%を占める(2019年12月期時点)。
 
今後はオフラインの売り上げ拡大にも力を入れる。ECではカバーしきれないユーザーに販売したい考え。
 
「オンラインでリーチし、全国のドラッグストア店舗など規模の大きなオフラインに流通させる」(大西社長)方針だ。
 
ECとドラッグストアでの販売をベースとしていることから、コロナ禍のマイナス影響は少なかったという。
 
今後の中期成長戦略では、既存ブランドの育成、新規ブランドの拡充、協業やM&Aも視野に入れた新規分野への取り組みを掲げる。ヘアケアブランドでは従来よりも高い価格帯のプレミアム商品の拡充と、スキンケアへの参入を進める。
 
プレミアムラインはECの定期顧客の獲得効率が高くなる傾向にあることから、「今後は自社ECのサブスクリプションを強化することで、利益率の改善と売り上げベースの積み上げを目指す」(同)としている。