テレワークが不調の原因に? 業務が減っても3人に2人が実感

新型コロナウイルスの感染拡大により、今なお多くの人がテレワークを導入し、在宅勤務を続けています。長期化の様相を呈していますが、私たちの体にどのような影響を与え、それにより仕事との向き合い方がどのように変化しているのでしょうか。

約8割の人が、テレワーク導入前以下の労働時間と業務量に

第一三共ヘルスケア株式会社が、テレワークによる体の不調「テレワーク不調」の実態を明らかにするため、テレワークの導入により勤務形態が変更になった人を対象に調査を実施。テレワークにより、労働時間がどのように変化したか問うと、「変化なし」が52%、「少し減少した」が19.1%、「減少した」が6.3%で、合わせて約8割の人がテレワーク導入前以下の労働時間となっていることがわかりました。

テレワーク導入後の業務量についても聞くと、「変化なし」が61.9%、「少し減少した」が14.3%、「減少した」が5.1%と、同じく約8割の人が導入前以下の業務量となっています。

労働時間や業務量が減少しても3人に2人が「テレワーク不調」を実感


労働時間や業務量はテレワーク導入前以下の人が多いにもかかわらず、65.4%の人が慣れないテレワークにより、何らかの不調を感じていることもわかりました。

テレワーク不調で最も多かったのが「肩こり」で41.6%。次いで「腰痛」が28.3%。以下「眼精疲労」「頭痛」「疲労感や倦怠感」と続きました。

テレワーク導入後に「肩・腰などの痛み」を感じた人について、痛みが悪化した人がいるか調べたところ「少し悪化した」人が45.3%、「悪化した」人が11.9%と、約6割の人がテレワークにより肩や腰を痛めたと感じているようです。

「肩・腰などの痛み」の主な要因については「長時間体を動かさず、座り続けていること」が66.3%と最も多く、以下「姿勢の悪化」「運動不足」「PC・スマホ・TVなどを観ている時間の増加」と続きました。

テレワーク導入後に多くの人が「肩・腰などの痛み」を感じていますが、そのことは業務効率の低下と直結するのでしょうか。業務効率の低下に「とてもつながった」と回答した人が9.1%、「つながった」人が32.6%で、合わせて41.7%の人が、テレワークによる肩や腰の不調が仕事のパフォーマンス低下に影響を及ぼしていると感じているようです。

症状の内容を問わず、女性が感じやすい「テレワーク不調」

「テレワーク不調」に男女差はあるのでしょうか。調査結果によると、女性の48.6%が「肩こり」(男性は34.6%)、31.1%が「腰痛」(男性は25.4%)があると回答しています。「眼精疲労」「頭痛」「むくみ・冷え」のいずれの症状においても、男性よりも女性のほうがテレワーク不調を感じている人が多いという結果になりました。

30~40代の働くママ層に「肩こり」「腰痛」を訴える人が増加

男性と比較して女性のほうが「肩こり」「腰痛」などの「テレワーク不調」の割合が高いことが明らかになりましたが、なかでも30代~40代の子どもと同居して働くママ層に不調が多いことが明らかになりました。

30代~40代の子どもと同居している働くママ層の69.1%が「肩こり」(子どもと同居していない場合は44.1%)、40.0%が「腰痛」(子どもと同居していない場合は26.3%)があると回答しています。テレワークだけではなく育児や家事の負担も重なり、「肩こり」「腰痛」を感じやすくなっている状況が読み取れます。

まとめ

今回の調査結果により、労働時間が特に増えていないにも関わらず不調を感じる人が増えており、業務効率に影響が出ていること、特に女性にその傾向があることがわかりました。テレワークを続けながらも健康に過ごし、仕事効率を高めるため、適度な休息や体を動かす時間を取り入れたり、仕事環境を見直したり、できることから始めてみてはいかがでしょうか。

【調査概要】
「テレワークによる体の不調『テレワーク不調』に関する調査」
調査対象:2020年4月7日に発令された緊急事態宣言以降、テレワークを導入した企業に勤務する全国の20~50代の男女700名
調査方法:インターネット調査
実施期間:2020年8月14日
実施機関:第一三共ヘルスケア株式会社

ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:第一三共ヘルスケア株式会社

執筆者:ARUHIマガジン編集部