2020年東京五輪の延期が決定し、2021年の開催予定まで1年をきりました。しかし、まだまだコロナ収束の気配はうかがえず、オリンピックに向けたイベントやメディアでの取り上げも少ないのが現状。ちまたでは「もう開催しないのでは」という声も多く耳にします。

本記事では、20~40代のマイナビ会員500人に「オリンピック開催」についてアンケートを実施。開催を期待しているか、開催されたら観戦に行くかなど、世間の本音を調査しました。

  • 東京2020オリンピック・パラリンピックへの本音を調査

オリンピック開催について延期や中止を求める声が多数

2021年のオリンピック開催、開催されると思いますか? という質問の回答は「はい」「いいえ」がほぼ半数という結果に。

  • 2021年のオリンピックは開催されると思いますか?

一方で、開催についてどう思うかという質問では、「予定通り開催した方が良い」という方は32.9%しかおらず、「中止」や「延期」といった開催に消極的な意見が60%を超えました。

  • オリンピック開催に消極的な意見が多数

では、それぞれ選んだ理由についてはどのようなものは挙げられたのでしょうか。

「オリンピックを開催した方がいい」と回答した人に、オリンピック開催に向けてこれまでにかかった資金や、得られる経済効果といった「経済的な理由」を挙げる人が多い結果に。また、頑張ってきた選手を応援する声や世界を盛り上げた方がいいといった熱のこもった意見も多くみられました。

  • 「オリンピックを開催した方がいい」と思う理由は?

その他には、「マスクが外れた社会の象徴として」(48歳・公務員)「子供たちに見せるべき」(42歳・個人事業主)といった意見も。当たり前になったがマスク生活ですが、以前のようなしなくていい社会を早くみたいですね。

一方、「オリンピックを延期・中止した方がいい」という意見としては、やはりコロナの影響を心配する声が大多数。

選手の安全面はもちろん、準備不足なども懸念されています。また、オリンピック開催でかかる追加の費用の調整が難しいのではいか、という経済的な理由もみられました。

  • 「オリンピックを延期・中止した方がいい」と思う理由は?

「仮に国内で感染が落ち着いていても海外から変異した感染力の強いタイプが持ち込まれるか不安」(35歳・フリーター)
「海外からの来日客があまり多く見込めないから」(44歳・サービス業)
「他国が選手団を送れるのか、辞退するのでは」(41歳・会社員)
「追加の費用などどこから取られるのか、費用面が心配」(29歳・会社員)

オリンピックが開催されても観戦意欲は低い

オリンピック開催について様々な意見があることが分かりましたが、実際に開催されるとなった場合、観戦に行くのかについても聞いてみました。

  • オリンピックが開催されても行きたいと思っている人は、3割以下

「オリンピック観戦に行きたいと思いますか?」という質問には、なんと7割以上の人が「いいえ」と回答。

その理由について聞くと、コロナが不安という理由が1位かと思いきや、過半数を占める意見が「テレビなどの観戦で十分」というものでした。もちろんテレビでの観戦にはコロナ対策という意味も含まれているかと思いますが、カメラを通して選手を近くに見られ、解説なども聞けるのが魅力なのかもしれませんね。

  • 観戦に行きたくない理由は?

その他の具体的な意見としては次のようなものが挙げられました。

「地方なので東京まで行くのが面倒」(42歳・個人事業主)
「このような経済状況で強行することが理解できない」(43歳・会社員)
「3密の会場に入る気持ちにならない」(38歳・会社員)
「チケット入手とかが面倒」(46歳・公務員)

反対に、「観戦に行きたい」派の意見はどうでしょうか。

  • 観戦に行きたい理由は?

「観戦に行きたい」と回答した人の意見では、「スポーツ業界や選手を応援したい」という理由が1番多く、次点で「オリンピックを見て元気を出したい」という結果となりました。

その他には、「もう2度とオリンピックを生で見られないと思うから」(44歳・技術職) や「チケットも持ってるので予定通り観に行きたい」(33歳・会社員)「子どもに見せてあげたい」(43歳・会社員)という意見もありました。

次いつ日本で開催されるか分からないからこそ、一度は生で見たり、自国開催ならではの盛り上がりを体験してみたりしたいという方は多いでしょう。観戦に行く・行かないにかかわらず、頑張っている選手を応援したいものですね。

IOCの開催意向とみんなの意見は?

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、2020年5月20日の段階で「2021年にオリンピックを開催できなければ中止する」との意向を示しています。英BBCのインタビューでは、「(専門家を)信頼し、(彼らの)助言に基づいて適切な時期に適切な決断をしなければならない」と指摘。出場選手や観客の安全確保を最優先する姿勢のようです。

そこで最後に、「2021年開催のオリンピックについて意見をお聞かせください」という質問に寄せられた回答をいくつかご紹介します。

「2024年開催が現実路線だと思う」(36歳・無職)
「VRでオリンピックの選手目線での観戦をしてみたいと思う」(22歳・学生)
「4年に一度のオリンピックの歴史を変えてしまうのは、気が進まない。開催されたとしても、日本で新型コロナウィルスが蔓延してしまう危険性がある」(42歳・専業主婦)
「オリンピックで世界中に元気と笑顔を届けたい」(35歳・公務員)
「オリンピックにこだわらず、選手が力を発揮できる大会が開催されれば良い」(40歳・フリーター)
「オリンピックに向けて調整している選手が何よりも可哀想だと思うので、これ以上振り回すべきではないと思う」(48歳・会社員)
「オリンピックの為に、ホテルや飲食店がオープンしているから、経済優先で開催する感じがする」(34歳・会社員)
「このコロナ禍で完全な状態でオリンピックが出来るとは思えない。世界中の人が日本に集まるのは正直こわい」(39歳・専門職)
「コロナと経済のバランスを考えて判断しなければならない」(27歳・技術職)
「やるなら無観客で開催すべき」(29歳・会社員)
「ワクチンが夏までに行き渡って減少傾向ならやった方が良いが、増加が止まらないければ少し延期した方が良いと思う」(25歳・会社員)

2020年東京オリンピックは2021年7月23日から8月8日まで、パラリンピックは8月24日から9月5日まで。果たして無事に開催されるのか、開催国として今後の動向や対策には注目しておきたいですね。