江原啓之「“命の育み”をちゃんと考えなければならない」里親募集中の犬を“かわいいと思えなくて”断ったリスナーに苦言
スピリチュアリストの江原啓之が、現代社会でさまざまな悩みに直面している人たちに温かい“ことば”を届けるTOKYO FMの番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。今回は里親サイトで紹介された犬を断り、自責の念に駆られるリスナーに“ことば”を届けました。


◆里親募集中の犬をかわいいと思えず、断った自分に失望…
「ペットについての質問です。娘が犬を飼うことを切望しており、夫も犬を飼うことを了承してくれました。私は実家で2度犬を飼ったことがありましたが、自分の責任主体で育てることは初めて。父が“動物はお金で買うものではない”という考えの人で、実家で飼った2匹はともに雑種だったこともあり、今回犬を飼うにあたり里親に応募しました。サイトのなかから気に入った子に応募するのですが、子犬から老犬、雑種、血統書のある犬、病気やケガのある子犬など、たくさんの犬が掲載されていました。そうなるとつい、毛が抜けづらい犬、かわいい犬、なんて思ってしまう自分がいて、悲しくなりました。

それでも“命を救うことには変わりないから”という、知り合いの言葉に背中を押されて応募したところ、希望していた犬とは違う中型犬をご紹介いただきました。率直に言えば、その犬の写真を見てかわいいと思うことができませんでした。もしかわいいと思えなくても、責任感だけでお世話を続ける。その絶対的な自信が持てず、結局お断りをし、命の選別をした自分に失望しました。

犬を飼っても、叩いたり蹴ったりお世話をしない飼い主さんに対して、命を預かると決めたのにどうして……という思いと、かわいいと思えなかったから飼わないと決めた自分と、何も違わないのではないか、と感じています。動物を飼うとはどういうことなのか、わからなくなってしまいました」

◆江原からの“ことば”
「私にはペットの本があるのです。『江原啓之が行く!ペットとスピリチュアルに暮らす』(中央公論新社)という本と、『ペットの気持ちがわかるスピリチュアルコミュニケーション』(中央公論新社)という本です。これを読んでいただけたら1番よくわかっていただけると思う。

1番いけないのは変な“自己憐憫”。ちゃんと考えないからいけないのです。『おと語り』を聴いてくださる方にお願いしたいポイントは、絶対とは言いませんが“3つのことはちゃんとわけましょう!”ということ。まず1つ目。生体展示販売はなるべく飼わないでほしいな。ペットショップで売っている犬というのは“かわいい!”などと、衝動的に飼ってしまう。責任を持てるかどうか、ちゃんと考えて欲しいのです。それと全部とは言いませんが、パピーミル(子犬工場)といって、無理に子どもをずっと産ませ続けて放置されている犬がいるのです。

2つ目として、本当に飼おうと思うのであれば、ブリーダーさんから飼うことを選ぶ。これから生まれてくる子で“次はあなたですよ”という、ちゃんとしたいいところ。ブリーダーさんもさまざまなので、本当にその犬を愛している人を選んで、そういうところから産まれてくる子を迎え入れることは、素敵だなと思います。

そして3つ目。一緒にしないでほしいのが、ボランティア。あなたの“里親に応募した”というのはボランティア。あなたはペットとして飼うのと、ボランティアとして飼うのをちょっと混同している。動物愛護でボランティアをするという方は、病気であったり、身体的な問題のあるワンちゃんを受け入れたり、このままでは安楽死させられてしまうという犬を受け入れたり。命全般、動物みんなをかわいいという気持ちで受け入れていらっしゃる。その“自信”をちゃんと考え、はっきりと定義せずに飼ってしまうことにまず問題がある。考えないことは罪なのです。それで自分自身で落ち込むというのが“自己憐憫”。1人芝居なんです。

私もあなたをフォローしないわけではないのですが、あなたがちゃんとしないと。娘さんが欲しいと思ってのことなのですから、“命の育み”ということをちゃんと考えなければいけない。もしよろしければ『ペットはあなたのスピリチュアル・パートナー』(中央公論新社)という本もありますので、ぜひお読みになって決めていただけたらうれしいな、と思います」

◆江原啓之 今宵の格言
「人生の道に迷う心には、必ず損得勘定の小我が宿ります」
「何事も天秤にかけず、精一杯込めて生きましょう」

<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
パーソナリティ:江原啓之
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/