TOKIOのリーダー・城島茂が、26日に放送されたテレビ朝日系情報番組『週刊ニュースリーダー』(毎週土曜6:00~8:00)で、元メンバーの山口達也氏が22日に酒気帯び運転の疑いで逮捕、24日に釈放されたことについてコメントした。

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城島は、「一緒にやってきたメンバーをこうやってお伝えしなければならないのは本当につらい部分はあります。私自身も速報で知りました。本当に驚きましたし、まさかという思いがありました」と吐露し、「2年前、みなさんもご承知の通り、山口が事件を起こしまして事務所を辞めて、TOKIOからも離れて。辞めた後もやりとりしていたので、自分なりにがんばっていると聞いていました」と説明。

「あれから2年経って、許されることではないんでしょうけど、彼なりのがんばりを見守っている自分もいたものですから、今も映像流れていますけど直視できない自分もいました」「お酒を飲んで運転というのはあってはいけないことですし、今回は逮捕ということですけども、何でこうなってしまったのかなと残念な気持ちはものすごくあります。率直な自分の意見ですが、他にもいろいろ思うところはあります。ちょっとつらいですよね……」とショックの色を隠せない。

「TOKIOのデビュー日が今月21日だったんですけども、辞めて一人になって寂しかったのか、家族と離れて離婚もあったので切なかったのか。いろいろあったのか、つらかったのか」と同情しつつも、「ただ、自分だけがつらいんじゃないでしょうし、自分だけががんばっているわけではない。みなさんもがんばっている。自分だけがそういう状況じゃないということは分かってほしかった。彼の中で2年前のあのことに対して反省とか教訓とか、どこまで受け止めてくれてたのか。まだまだ甘い部分が残ってたのか。しっかりと今回のことは受け止めてほしいと思いますし、これまでの反省や日々が全部無駄になってしまう。とにもかくにも飲んで運転するのはあるまじき行為」と厳しい言葉も投げかけた。

また、「事務所を辞めましたが、節目節目でやりとりは僕だけじゃなく、メンバーがそれぞれ。電話だけじゃなく。面と向かって会うことはなかったですけど、彼の中で距離を置いて、僕らからも事務所からも芸能界からも距離を置いてがんばっていて。更生施設とか、病院に通ったり、カウンセラーに通ったり、お寺で修行したり、写経したりとか。自分と見つめ合ってちゃんとがんばってるということだったので、そういう距離感は大事だと思っていた」と退所後にあえて会わなかった理由にも言及。

「酒とは付き合っていかないと公言して、僕らメンバーと彼がやりとりしている中で、お酒というキーワードは一切出ていなかったので、そこに関しては本当に前向きに一生懸命、自分なりにがんばっているということも聞いていたので、そこは皆無だと思っていました」「お酒飲んで運転するって、普通にありえないじゃないですか。そこの判断能力がどうなっていたんだろう」と肩を落とした。

そして、「自分は専門家ではないですし、お酒のこと、精神面のケアをどうしていけばいいのか言い切るのはなかなか難しい。そこは専門家の方に任せるしかないですが、頑張っていた彼を知っていましたし、残念な気持ちはありますけど、彼には人として終わってほしくないと思っているので。今回のことをきちんとあらためて受け止めて。ゆっくりでもいいですよ。一歩ずつ、一歩ずつ、本当に確実に。未来に向かって、自分の明日に向かって進んで行ってほしいというのが切なる願いです」と神妙な面持ちで語った城島。

「2年前、この番組でもかなり言いましたけど、リーダーである自分が言わなければ誰が言うんだと思っていましたし、自分しか言えないと思いましたし、自分がもっと言わなきゃいけないとも思いましたし、自分に責任があるとも思いました」と当時の心境を振り返りながら、「山口に関してはやっぱり……特殊な感覚なんです。メンバーって家族以上の思いはあるので、辞めようがなんだろうが。ただ、このようなことになってしまったのは残念だなという思いはあるので、本当にゆっくりでもいいので自分と向き合って頑張ってもらうしかない。お酒との付き合い方、精神面のバランスは大変なこともあると思うんです。これは一概にがんばれとは言えなかったりするじゃないですか。そこのケアをどうしていかないといけないのかという問題もあるでしょうけど、まず向き合ってほしいとしか言えないのが心苦しいです」とこの話題を締めくくっていた。