“コント日本一”を決める『キングオブコント2020』の決勝が、TBSで26日(19:00~)に生放送される。4年連続の決勝進出を決めたお笑いトリオ・GAGの坂本純一、福井俊太郎、宮戸洋行に意気込みを聞いた。

  • GAGの坂本純一、福井俊太郎、宮戸洋行(左から)

福井は「初めて決勝に進出した2017年以降、優勝しか意味がないというくらいの感情が湧いたので、これまで決勝に進出した知識と経験を活かして今年こそは絶対に優勝したい」と気合十分。坂本は「3人の全身のチャクラを解き放ち、運をわしづかみ、『キングオブコント2020』全クリしたいと思います」と独特な表現で意気込みを伝え、宮戸は「ゲームの攻略本かなんか読んだの?」とツッコんでから、「毎年『今年こそは優勝』と言ってきましたが、4回目の決勝進出にして『今年こそ』という思いが一番強い、というのが3人の総意です。今年こそ優勝したいです!」と語った。

今年はコロナ禍での開催。宮戸は「いろいろなお笑いのイベントが中止になった中、吉本興業は自社劇場があり、僕らもいつもより期間は短かったですけど劇場にお願いして調整用に舞台を入れていただいたりした。ザ・ギースの高佐さんから『吉本さんはいいな』と言われたので、僕ら以上に他事務所の方は感じられたんやろうなって思いますし、同時に吉本ほんといい会社やなって。本当に助かったなと思います」と自社劇場があるメリットを改めて感じたと言い、それがない中で決勝進出を決めたザ・ギースについて「本当にすごいと思います」と話した。

この状況下だからこそ気づけたこともあったという。宮戸は「単独ライブが中止になった日にオンラインで単独をやったんですが、女性の演出家の方にリモートで稽古をつけてもらったときに、オンラインなので3人の顔しか映らず、今まで以上に顔の表情について演技指導を受けたのは今までにないアプローチで勉強になった。微々たる差かもしれないですけど意識するようになった」と明かした。

福井は「自粛期間で宮戸くんが歯を矯正しているのを見て、この人、売れる気なんだなって。本気なんだなと思った」と、美を追求する宮戸の姿に本気を感じたと言い、宮戸は「35年歯が出た状態で生きてきたんですけど、『コントの邪魔やな』と去年思って、意を決して治したので、今年は去年よりも口が閉まった状態で演技できます」と説明した。

また、宮戸は「劇場でのコントは、僕が女性役をやると認知していただいているお客さんの前でやることが多かったので特に違和感を感じなかったんですけど、『キングオブコント』という日本中の人が見るときに、終わってエゴサーチしたら『顔がブスすぎてコントが入ってこない』という意見があったので、歯を治し、メイクを勉強し、レディスの服を買いに行き、今年はさらに、ファスティング(断食)をして女性の体のラインを作るということもしました」と、『キングオブコント』出演後のSNS上の声をきっかけにきれいになろうと決意したと明かした。

そして、「今年はファスティングをして挑んだので、中からきれいになっている。それがコントに出ればいいなと思っています。歯の矯正はまだ途中ですが、去年よりは前歯が気にならないようになっていると思います」とアピールした。

今回、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2020』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2020』の決勝が放送される。決勝に進出するのは、うるとらブギーズ、空気階段、ザ・ギース、GAG、ジャルジャル、ジャングルポケット、滝音、ニッポンの社長、ニューヨーク、ロングコートダディ(50音順)の10組。激戦を制し見事キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。