102.39カラットの超希少なダイヤモンドがオークションに!

100カラットを超えるダイヤモンドは非常にまれな存在だ。カットを施されたうえで100カラットを超えるということは、原石のサイズはいかばかりか。この上なく大きく重く貴重なダイヤモンドの原石が発見されることは極めてめずらしい。2018年にカナダ・オンタリオ州にあるダイヤモンド鉱床ビクターマインで発見されたダイヤモンドの原石はなんと271カラット。その原石を1年以上かけてカット、研磨することによって生まれたのが、今回、世界的なオークション会社のサザビーズでオークションに出品される102.39カラットのダイヤモンドだ。



その名も「10239」と名付けられた今回のオークションは、2020年10月5日に香港で開催される。特筆すべきは、このダイヤモンドが「without reserve」、つまり最低落札価格の設定なく提供されること。Dカラー、フローレス(FL:flawlessは英語で「完璧」の意)のオーバルカットの102.39カラットダイヤモンドの美しさをまずはこの動画でご覧いただきたい。



100カラット以上のフローレスまたはフローレス・ホワイトのダイヤモンドは、過去に7点がオークションに登場し、いずれも神話のように語り継がれている。7点のうち5点はサザビーズが手掛けたもので、2013年の香港オークションに出品された118.28カラットのオーバルダイヤモンドは30,800,000 USドル(現在のレートで32億4600万円強)という記録的な落札価格だった。今回の「10239」はサザビーズに出品されるダイヤモンドではそれに次ぐ大きさを誇るため、その落札価格にも非常に注目が集まることだろう。



参考までに、上述7点の希少な100カラット以上のダイヤモンドの落札価格は以下の通り。
118.28カラット/30,800,000 USドル(2013年、サザビーズ・香港)
101.73カラット/26,800,000 USドル(2013年、クリスティーズ・ジュネ―ヴ)
100.20カラット/22,100,000 USドル(2015年、サザビーズ・ニューヨーク)
163.41カラット/33,700,000 USドル(2017年、クリスティーズ・ジュネーヴ)
100.10カラット/16,400,000 USドル(1995年、サザビーズ・ジュネーヴ)
101.84カラット/12,800,000 USドル(1990年、サザビーズ・ジュネーヴ)
100.36カラット/11,900,000 USドル(1993年、サザビーズ・ジュネーヴ)

それ以外にも、世界には伝説的なダイヤモンドがいくつか存在する。2004年に宇宙で発見された、月よりも大きいと推定される「ルーシー」。女優エリザベス・テイラーが夫から送られたダイヤモンド。ロールス・ロイスの車名の由来にもなった南アフリカの3106カラットの「カリナン」など、それぞれが壮大でロマンチックなストーリーを持っている。今回の「10239」はこの先どんな物語を紡いでいくのだろうか。日本からでもオークションへの参加が可能、すでに入札はスタートしているので気になる人はウェブサイトをチェックしてみよう。



オークションタイトル:「10239」
•オークション日時:2020年10月5日 日本時間午後10時 (現地香港時間午後9時)
•オンライン入札は2020年9月15日よりスタート
オークションの前に、北京、上海、ニューヨーク、台北、香港で一連のプレビューが実施される(予約制)
•公式サイト:sothebys.com/10239
•アカウント登録方法などお問い合わせはサザビーズジャパンまで 電話:03-6457-9160