カシオ計算機は、2020年秋冬の時計新製品を発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で恒例のリアル発表会は見送られたが、ラインナップは今回も魅力的。見どころはブランドを超えて多く採用されている多角形ベゼル、そしてCMF(Color・Material・Finish、色・素材・仕上げ)デザインのさらなる広がりだ。

すでに紹介済みの話題作「MTG-B1000VL-4AJR 火山雷」(税込126,500円)や、FROGMAN「GWF-A1000BRT 虹蛙(ボルネオ・レインボー・トード)」(税込126,500円)も10月の発売が発表された。

カシオ 2020年秋冬・時計新製品
G-SHOCK OCEANUS PRO TREK
EDIFICE BABY-G・SHEEN

掲載した写真はすべてクリックで拡大表示。価格は税込み、発売月はすべて予定。新型コロナウイルス感染症の影響で発売に関して変更が生じる場合があることをご了承いただきたい。

カーボンモノコックのMT-G「MTG-B2000」

  • G-SHOCK MTG-B2000

    一瞬、MR-Gと見紛(みまが)うほどの高級感!

メタル素材のケースやバンドの高級感と、樹脂ならではの耐衝撃性と装着感の良さで人気のMT-Gシリーズに、新モデル「MTG-B2000」が登場。従来のメタル、樹脂に加え、今回はカーボン素材を活用。一体構造のカーボンモノコックケースでモジュールを保護、外側をメタルパーツで覆った「デュアルコアガード構造」を採用した。

ちなみにフルアナログウオッチとして復活した「MTG-1000S」は、そのフレームとしてパイプフレームを採用し、モバイルリンク機能と小型ケースが特長の「MTG-B1000」はボックスフレームを採用していたが、MTG-B2000はカーボンモノコックケースが籠状になっていることから「カーゴ(貨物)フレーム」と呼ぶ。

  • G-SHOCK MTG-B2000

    ベゼルのミラー処理とケースのヘアライン処理のコンビネーションが美しい

  • G-SHOCK MTG-B2000

    「MTG-B1000」(左)と。いわゆる「押し出し」がぐっと強くなった

  • G-SHOCK MTG-B2000

    話題の12角形ベゼルを採用

  • G-SHOCK MTG-B2000

    カーボンモノコックのケースバック
    ※ケースバックのデザインは変更されることがあります

ケースサイドがメタルパーツになったことで、より洗練された機能美を実現。また、ケースとベゼルが別体設計なので、(ケースとベゼルの)カラーや素材、仕上げの組み合わせを変化させることが可能となっている。将来的なバリエーション展開も楽しみだ。

ベゼルは注目の12角形。そしてバンドは「新レイヤードコンポジットバンド」を採用。中空のコマの内部にファインレジンパーツが食い込むように組み込まれており、結果、既存モデルから15%もの軽量化に成功した。

さらに、メタルフレームにスライドレバーを搭載したことで、バンド交換も容易。対応バンドとして、メタルバンドモデル用のブラック樹脂バンド「BANDGS51P-1JR」(16,500円)と、樹脂モデル用のブラックIPメタルバンド「BANDGS51D-1JR」(33,000円)がオプションとして別売される。

  • G-SHOCK MTG-B2000

    装着感の向上と軽量化に大きく貢献した新レイヤーコンポジットバンド(裏)

  • G-SHOCK MTG-B2000

    フッ素エラストマー性樹脂バンド+ブルーベゼルの「MTG-B2000B-1A2JF」

  • G-SHOCK MTG-B2000

    SSのケースとバンド+ブラックベゼルの「MTG-B2000D-1AJF」

ケースとバンドのメタル部分はSS(ステンレススチール)製。ブラックIPのケースとバンド+ボルドーレッドベゼルの「MTG-B2000BD-1A4JF」(137,500円)、ブラックIPのケースとフッ素エラストマー性樹脂バンド+ブルーベゼルの「MTG-B2000B-1A2JF」(121,000円)、SSのケースとバンド+ブラックベゼルの「MTG-B2000D-1AJF」(126,500円)の3モデルで展開。オプションのバンドも含めて11月発売。

大人気レーザーカモの新色!「GMW-B5000TCF」

軽やかな着け心地を提供するチタン製のケースとバンドに、ハイ・インパクトなカモフラ柄で予約が殺到した「GMW-B5000TCM-1JR」。そのカモフラ柄の描画手法は、ケースとバンドに施したブラックIPをレーザー光線でドット状に剥(は)いでいくという斬新なアイディアだった。

  • G-SHOCK「MTG-B1000DCM-1AJR」「GMW-B5000TCM」

    「MTG-B1000DCM-1AJR」(左)、「GMW-B5000TCM」(右)

そのレーザーカモのGMW-B5000チタンモデルに新色「GMW-B5000TCF-2JR」が登場。今度はブルーIPを剥ぐことで、メタル素材ながら独特のブルーカモフラージュ柄を表現。新たな雰囲気を創出した。

  • G-SHOCK GMW-B5000TCF

    ブルーIPをドット状に「剥ぐ」ので、ブルーの印象は思いのほか柔らかい

  • G-SHOCK GMW-B5000TCF

    3種類のドットを組み合わせてカモフラ柄を描画している

  • G-SHOCK GMW-B5000TCF

    ドットが描かれないサイドには、しっかりとブルーIPが

  • G-SHOCK GMW-B5000TCF

    スクリューバックもチタン製
    ※ケースバックのデザインは変更されることがあります

  • G-SHOCK GMW-B5000TCF

    バンドのコマを詰めてもカモフラ柄がつながる

ケース・ベゼル・バンド・バックすべてにチタン素材を採用。機能などはGMW-B5000に準じる。価格は170,500円で、10月発売予定。

クリアパーツで、さらにスポーティーなG-SQUAD!

G-SHOCKのスポーツライン、G-SQUAD(ジースクアッド)。その心拍計とGPS機能を搭載した「GBD-H1000」シリーズに新色が登場。定番のブラックとホワイトをベースとして、ビビッドなスケルトン樹脂をプロテクターに採用。スポーティーかつ、アクティビティを楽しむ気分をアップさせる配色とした。

  • G-SHOCK G-SQUAD GBD-H1000

    キャラクターが異なる2つのスポーティーデザイン

  • G-SHOCK G-SQUAD GBD-H1000

    情報が見やすい大型スクリーンはMIP液晶を採用

  • G-SHOCK G-SQUAD GBD-H1000

    GPS衛星による時刻自動修正に対応。USB充電とソーラー充電にも両対応する

  • G-SHOCK G-SQUAD GBD-H1000

    クリアパーツが爽やかさを引き立てる

  • G-SHOCK G-SQUAD GBD-H1000

    こちらのクリアパーツはスモークカラー

  • G-SHOCK G-SQUAD GBD-H1000

    】赤と青のポイントカラーがスポーティーな雰囲気を強調している

  • G-SHOCK G-SQUAD GBD-H1000

    ベゼルは初のゴールド(カッパー?)カラー

ラインナップは2モデル。ホワイト+レモンイエローの爽やかなコンビネーション「GBD-H1000-7A9JR」と、プロ野球の某球団を想像させるブラック+オレンジの「GBD-H1000-1A4JR」。機能面はベースモデルに準じる。専用パッケージが付属。価格はどちらも55,000円で、10月発売。