NTTデータ先端技術は9月23日、日本オラクルと一次保守サービス契約を締結し、仮想化環境のために最適化したエンジニアド・システムである「Oracle Private Cloud Appliance」の一次保守サービスを提供開始した。

新サービスでは、オラクル製品に精通する同社のハードウエア/ソフトウエアエンジニアが緊密に連携しながら、同システムに関する問い合わせや障害対応を実施する。これにより、ユーザー企業はハードウエアとソフトウエアの各ベンダーにそれぞれ問い合わせなどをすることなく、ワンストップでサポートを受けられるようになる。

Oracle Private Cloud Appliance は、仮想化環境に最適化した基盤であり、オラクルソフトウエアのプロセッサライセンスを効率よく運用でき、すぐに使えるIaaSとしてミッションクリティカルな業務にも対応できるよう設計している。

同サービスでは、同システムに関する多様な課題解決を支援するとしている。その特徴として同社は、オラクル製品に精通したエンジニアの連携による高度な支援を一元的に受けられることおよび、国内に展開するハードウエアサポート網を生かしたハードウエア一次保守 (部品交換)の2点を挙げる。

高度な支援の一元化については、同社のハードウエアとソフトウエアエンジニアが緊密に連携した上、ユーザー企業からの問い合わせの受付を始め、障害発生時の切り分けや障害解析などを実施する。これによりユーザー企業は、同システム利用時に問題が発生した際、ハードウエアとソフトウエアの各ベンダーにそれぞれ問い合わせて障害切り分けなどの作業を個別で行う必要が無く、一元的に高度なサポートを受けられるとしている。

ハードウエア一次保守に関しては、同サービスでは同システムに関して、同社のオラクル製品サポートが一元窓口となり、国内に展開するハードウエアサポート網と連携して障害時の部品交換が行えるとのことだ。