俳優の高橋文哉、高橋侃、秋谷郁甫と女優の久保田紗友、森田想が、10月31日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『先生を消す方程式。』(毎週土曜 23:00~23:30)に出演することが19日、明らかになった。

  • 上段左から久保田紗友、高橋文哉/下段左から高橋侃、森田想、秋谷郁甫 -テレビ朝日提供

このドラマは、鈴木おさむ氏によるオリジナル脚本で、都内の進学校“帝千学園”が舞台。3年D組の担当になった教師は皆、短期間で退職。実は、このクラスには大人を追い詰め、壊れていく姿をゲームのように楽しむ生徒が集っていた。そんなクラスに、田中圭が演じる新たな担任・義澤経男がやって来る。

3年D組の中心的メンバーを演じる5人。高橋文哉は、教師に反抗的な生徒たちの中で、唯一常識的な態度を取り、義澤を追い詰めようとする生徒たちを止めようとする学園一の優等生・藤原刀矢を演じる。

久保田は人気インフルエンサーでありながら、どこか達観している女子生徒・長井弓を、森田はスクールカーストの上位でいることにしがみつこうとする女子・大木薙をそれぞれ演じることが決定した。

そして高橋侃は、暴力でほかの生徒を支配しようとする男子生徒・剣力を、秋谷は物語の重要人物となる引きこもりの生徒・伊吹命を演じる。高橋侃と秋谷郁甫は、今作が俳優デビューとなる。

5人のコメントは以下の通り。

■高橋文哉
先輩俳優の皆様との共演で、僕たち若手俳優の存在感を全力で出していきたいです。田中さんからの宣戦布告も、心に深く刻みました。
刀矢は高IQの持ち主で学園一の優等生で唯一バトルには参加せず、義澤先生にも笑顔で接していますが、過去に何が隠されているのか、刀矢の心情を大事にしながら演じたいと思います。今までに見たことがないストーリーを、視聴者の皆様が、あっという間の30分間だったと感じてもらえるような作品をお届けしたいと思っています。
20歳までに学園ドラマに出演するのが目標だったので、『仮面ライダーゼロワン』という大きな作品を終えた今、夢がかなってうれしいです。今回はライダーと違う視点で“正義”とは何か、伝えていきたいと思います。

■久保田紗友
鈴木おさむさん脚本の作品に出させていただくのは2回目ですが、鈴木さんの脚本は鋭く切り込んだ内容で、視聴者の方の心に突き刺さるメッセージがたくさん詰まっていると思います。学園ものを描かれるのは初めてとのことで、義澤先生と私演じる弓や他生徒たちが敵対することによって、観ていただく方がどんなことを感じていただけるのか、今から楽しみです。
『M愛すべき人がいて』のときに、いままでやったことのない役をやらせていただいて反響を頂けたのが、役者として手応えを感じることができました。今回は更に超える熱量で視聴者の皆様を巻き込んでいければと思います!

■森田想
この作品では、義澤先生と私たち生徒が心理戦のようなバトルを繰り広げます。第1話から物語のスピードが速くて、視聴者の皆さんも引き込まれると思います。私自身は高校を卒業して2年ほど経つので、久しぶりに制服を着られることがうれしかったです(笑)。
薙を演じるうえでは、彼女の個性をただ強調するのでなく、物語の中で求められるポジションを早く理解して、ドラマの良いスパイスになりたいです。『土曜ナイトドラマ』は毎回、話題になる作品が放送されているので、枠の勢いをさらに加速させられるよう頑張ります!

■高橋侃
力は学校一のワル。暴力的でキレたら何をするか分かりません。「コイツ、どうなっているの!?」と思うようなキャラクターです。ただ、脚本を読んで、力なりにいろいろ抱えていることがわかり、彼の心情が理解できないわけではなかったので、僕自身と力の距離感をどんどん近づけていき、境界線をなくすくらいの気持ちで演じていきたいです。義澤先生が現れたことで、力がどう変化していくのか予想がまったくつきませんが、ドラマデビュー作となるこの作品で精一杯表現していきます。

■秋谷郁甫
タイトルがとにかく物騒ですよね(笑)。劇中でどんな方程式が生まれるのか、なかなか学校に行かない命がどうそれに関わるのか、それとも関わることなく傍観者でいるのか、僕自身とても気になっています。命は黒魔術や都市伝説が好きという設定なので、今、片っ端からそういった内容の本を読んでいます。さらに命はホラーゲーム好きなので、僕もトライしています。ドラマの撮影に参加するのは初めてですが、命のオカルトめいた雰囲気をしっかりとしみ込ませ、ドラマを盛り上げていきたいです。