高木豊「すごく温かいコメントが…」自身のYouTubeチャンネルで視聴回数が多い動画とは?
藤木直人、高見侑里がパーソナリティをつとめ、アスリートやスポーツに情熱を注ぐ人たちの挑戦、勝利にかける熱いビートに肉迫するTOKYO FMの番組「TOYOTA Athlete Beat」。9月12日(土)の放送では、元プロ野球選手の高木豊さんをゲストに迎え、お届けしました。


(左から)藤木直人、高木豊さん、高見侑里



高木さんは、1958年山口県生まれ。中央大学卒業後、1980年に横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)に入団。1984年には、56盗塁を記録して盗塁王のタイトルを獲得。1994年に現役を引退した後は、コーチや野球解説者として活動するほか、2018年3月にプロ野球OB初となるYouTube公式チャンネル「BASEBALL CHANNEL by高木豊」を開設するなど、精力的に活動しています。

◆コロナ禍の今シーズンをどう見る?
藤木:今シーズンは新型コロナウイルスの影響で、最初は無観客だったり、今は観客数の制限などがあったりと特別なシーズンですけど、ここまでどんな思いで観ていらっしゃいましたか?

高木:調整が非常に大変だったろうなとは思っていました。それと、移動も含めてコロナに怯えながらじゃないですか。だから“大変なシーズンになっちゃったな”と思いますけど、やっぱりプロというのは、そういう逆境のなかでどれだけ力を発揮できるのか。だから、すごく良い試合も多くて“さすがプロだな”と思っています。

藤木:ファンにとっては画面を通しての観戦が主になりますけど、試合が始まって選手たちがプレーをしている姿を観ると安心するというか、“いつもの楽しみが戻ってきた”という感じがしますよね。

高木:そう言っていただけるとすごくありがたいですよね。ただ、この先が心配ですよ。(収容する観客が)5,000人だと球団経営がやっていけないですから。苦しんでいるところはあると思いますよ。

藤木:そして、例年だと143試合おこなわれるわけですが、今シーズンは120試合。これはペナントレースに影響はありますか?

高木:試合数というよりも、今年はクライマックスシリーズ(以下、CS)がセ・リーグはなくなったじゃないですか。そしてパ・リーグは1位と2位のみということで、その辺りの影響があるんじゃないかと思いますね。

藤木:今シーズン、セ・リーグでCSをやらないとなると、またセ・リーグとパ・リーグの足並みが揃わないというか、“パ・リーグのほうが勢いがあるのかな?”と思われたりしませんか?

高木:日程の組み方は、パ・リーグの場合、ドーム球場が多いんですよ。だから(天候に左右されず)日程的に消化ができるということでCSをやると。セ・リーグも本当は(CSを)やりたかったんですけど、これ以上過密日程になってしまうと、戦う前に故障などで選手がいなくなってしまうんじゃないかというところもあるんですよね。

藤木:天気には勝てないですもんね。

高木:だからその辺りのさじ加減で日程が決まったんだと思うんですけど、それがどういうふうに出るか。例えば、(パ・リーグは)CSをやったことで疲弊した状態で日本シリーズを戦うのか、とか。これはもうわかりませんけどね。

◆個々の成績への影響は…
藤木:試合数が少なくなったことで、有利になったり不利になったりする選手はいるのでしょうか?

高木:投手は“勝ち星を重ねる”というか、そういう数字は下がるでしょうね。

藤木:ホームランの本数など、積み上げていくものはどうしても例年と比べると……。

高木:少し引いて考えてあげないと、ですよね。

藤木:ただ、打率と防御力は試合が少ない分、ひょっとしたら打率で夢の4割が!?

高木:可能性としてはありますよね。

藤木:今、オリックス・バファローズの吉田正尚(よしだ・まさたか)選手が3割8分に近い数字ですよね(※番組収録時)。吉田選手は、思い切りの良いスイングじゃないですか。これで打率を残すって、すごいことじゃないですか?

高木:でも確実ですよね。吉田選手はあまりファウルがないですから。(ボールを)捉える力があるんですよね、ミート力がある。それと、プロ野球のなかで3本の指に入るぐらいのスイングスピードがあると思うんですよ。だから的確ですよね。捉えた打球は球足が速いから抜けていく、ということですね。

藤木:打率4割はどうですかね?

高木:可能性はありますよ。ただ、プラスで内野安打が欲しいんですよ。そこまでの足はないですから。


高木豊さん



◆YouTubeでの活動を通して感じたこと
藤木:テレビで「プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男たち」(TBS系)をやっていると つい観てしまうんですけど、野球選手ってシビアな面がありますよね。やはり(高木さんも)つらかったですか?

高木:覚悟はあるんですよ。ただ、“どういう伝え方をしてくれるのか”は大事なことで、冷たさを感じましたね。

藤木:ちょっとした態度や言葉があるだけで、受け止め方も変わるはずですよね。

高木:そうですね。ただ、僕は「戦力外通告」という動画を(自身のYouTubeチャンネルに)あげたんですよ。それがすごく視聴回数が多かったんですよね。“やっぱり、みなさん(戦力外になった選手のことを)気にされているんだな”と思って、それがすごくうれしかったです。コメント欄を観ても、すごく温かいコメントが書いてありましたね。

藤木:むしろ、ファンのほうが(選手に対して)思い入れがあるじゃないですか。ファンのなかには、やっぱり“高木豊さんのプレー”が焼きついているわけですよね。

高木:だから、どんな選手でも「勇気をもらった」とか、「たまたま観に行ったときに活躍した、あの選手を応援したい」とか、1つのプレーから心がつながっているファンってたくさんいると思うんですよね。それを感じ取れたときは、すごくうれしかったですね。

次回9月19日(土)の放送も、引き続き高木さんをゲストに迎え、お届けします。どうぞお楽しみに!

<番組概要>
番組名:TOYOTA Athlete Beat
放送日時:毎週土曜 10:00~10:50
パーソナリティ:藤木直人、高見侑里
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/beat/