「RoomClip」、ECモール来春開設 実例写真やQ&Aで納得購入、初年度に出店500社・流通額100億円目指す

住まいと暮らしの実例写真共有サービス「RoomClip(ルームクリップ)」を運営するルームクリップは9月16日、事業戦略発表会においてマーケットプレイス型のECサイトを2021年春、開設すると発表した。830万人のユーザー基盤や実例写真のデータベースを生かし、ユーザーが納得して商品を購入できる場を構築する。初年度に出店企業500社、流通取引総額100億円を目指す。

マーケットプレイス型ECサイト「RoomClip shopping」は、ユーザーが投稿した実例写真を参考にして、商品購入ができるサービス。「RoomClip」にQ&A機能を実装し、ユーザーからの質問に他のユーザーや企業が回答できる環境を作り、購入前に商品の疑問を解消してから購入できるようにする。



ルームクリップの高重正彦社長は「当社は『多くの生活者が、自分お好みに合わせて、住生活を変えることを諦めてしまっている』という課題を解決したいと考え、『RoomClip』を運営してきた。実例写真の共有でもその解決をサポートしてきたが、これだけでいいのかと思ったときに、もっとやるべきことがあると考えた。『RoomClip shopping』では商品で得られる体験を可視化することで、消去法ではなく、これが欲しい商品だと納得して購入できるサービスを目指す」と意気込みを語る。


ルームクリップ 高重正彦社長

「RoomClip shopping」のローンチに合わせて、ユーザーが投稿している実例写真が商品購入の参考になった場合に、その投稿ユーザーにインセンティブを付与する仕組みを作る。ユーザーの投稿やコミュニケーションの活発化を図るのが狙い。

将来的には「RoomClip shopping」と連携した実店舗を開設する構想もあるという。

「RoomClip shopping」の主な出店対象企業は、インテリアホームファッション、住宅設備・建材、日用品、家電、ホームセンター、飲料・食料品などに関する商品を販売している企業になる見通し。9月16日にサービスを開始した、D2Cクラウドサービス「RoomClip business」の1機能として提供。「RoomClip business」の利用料である月額3万円が出店のために必要な固定費となる。販売時に手数料も徴収する予定だが、具体的な料率は未定。



「RoomClip business」は「RoomClip」が持つデータを生かし、商品・ブランドの企画や販売、ファン化まで実現できるサービスとなっている。



8月に10億円調達し、累計22億円の資金調達をしているが、これらの資金を「RoomClip business」「RoomClip shopping」などの新規ビジネスに投資する。事業領域を拡張し、さらなるユーザーの獲得や満足度向上、事業成長の拡大を図っていく。