農林水産省はこのほど、国産の農林水産物等販売促進緊急対策を行っている「#元気いただきますプロジェクト」にて実施した「敬老の日調査」の結果を発表した。調査期間は2020年8月28~30日、調査対象は全国の子ども・孫がいる60歳以上の個人で、有効回答は300人。

敬老の日に欲しいもの、1位「洋菓子・和菓子」

  • 敬老の日に欲しいもの

2020年の敬老の日は9月21日(月)。調査を行った時点で、子供や孫に会う予定の有無を尋ねると、67.3%が「現時点で直接会う予定はない」と回答し、「家でいつもと変わらずに過ごす予定」という人は81.3%に上った。コロナ禍の中で迎える敬老の日は、ステイホームで過ごす予定の人が多いと推察される。

一方、希望の過ごし方を聞くと、64.0%が「自宅に子どもや孫を呼んで、一緒にいつものような食事ができればうれしい」と答え、本心では家族そろって過ごしたいと考えている人が過半数を占めた。この他、「いつもより少し贅沢をした食事ができればうれしい」は54.7%、「配偶者にいつもより少し贅沢なプレゼントができればうれしい」は45.3%となった。

敬老の日に欲しいものを質問すると、1位「洋菓子・和菓子」(21.0%)、2位「フルーツ(メロンやイチゴなど」(15.0%)、3位「お酒」(14.0%)と、グルメ関係がトップ3にランクイン。4位は「現金・ギフト券」(12.7%)、5位は「花(切花や鉢花)」(12.3%)と続いた。

6位は高齢者のタンパク資源として積極的に摂取したい「お肉など(和牛、ジビエなど)」(8.0%)。7位「水産物(マグロ、ウニ、うなぎなど)」(7.0%)、8位「旅行券」(6.3%)、9位「衣類・ファッションアイテム」(5.0%)と続き、10位に血流を良くするルチンが豊富なそばを含む「麺類」(4.0%)、11位に抗ウイルス作用もあるカテキンが豊富な「お茶」(3.7%)が入った。