大日本印刷(DNP)は9月7日、携帯電話の利用データ等を活用して広告視認数を計測できる、デジタル屋外広告向け広告配信サービス「DNP BookAD DOOH」を、9月から提供開始することを発表した。

  • 「DNP BookAD DOOH」サービス

    「DNP BookAD DOOH」サービス

「DNP BookAD DOOH」は、独自の広告配信プラットフォーム「DNP BookAD」のサービスを拡張し、デジタル屋外広告(Digital Out of Home:DOOH)の視認数の推定に向け、オンラインのインターネット広告とオフラインの屋外広告を組み合わせたもの。

広告を表示するDOOH向けの複数のディスプレイを一元管理できるほか、個々のディスプレイについて時間帯ごとの広告視聴推定到達数を計測し、広告主がターゲットとする生活者への広告到達率が高い場所や時間を推定しやすくなり、定量的データに基づくDSPによる取引を実現するという。

また、従来の年月日の期間指定に加え、時間帯を指定した広告配信や、天気や気温などの各種データと連動し状況に応じた広告配信が可能だということだ。

DOOHをオンライン広告と連動させることで、ブランド価値を効果的に向上させられるとしている。また、インプレッションに基づいた広告取引を可能にする「LIVE BOARD マーケットプレイス」との連携により、企業等が最適な広告枠をリアルタイムで買い付ける「プログラマティック管理・取引」を可能にし、従来の屋外広告(OOH)の課題にも対応するということだ。