ジュエリーブランド「Brillar」、インスタを活用で売上高20%増【ここがターニングポイント!】

Brillarは、人工宝石「モアサナイト」を扱うジュエリーブランド「Brillar」を17年から展開している。自社ECサイト「Brillar」を中心に販売を行っており、2019年月9月期の売り上げが前期比20%増となるなど、好調に推移している。新型コロナの影響で、7月以降はジュエリーの「まとめ買い」が増加しているという。インスタグラムを活用して同ブランドの発信を行っている。

小原亦聡社長はメリルリンチ日本証券にヴァイスプレジデントとして在職中、モアサナイトの美しさを知り、2017年1月に同ブランドを立ち上げた。同年2012月に法人化し、初年度の売上高は1億円を突破したという。

モアサナイトはダイヤモンドと比べ安価で購入できるが、判別機器を使用しないと区別できないほどダイヤモンドと酷似している。エシカルな側面を持つため、欧米ではブライダルジュエリーとしてもよく購入されるという。

同社でも、商品の約4割が、ブライダルジュエリーとして購入されるという。「モアサナイトの魅力はダイヤモンドよりも費用を抑えられることだけではない。ダイヤモンドのような、採掘現場における児童労働などの暗い背景を持たないエシカルさも好評で、ブライダル需要が年々高まっている」(同)と語る。


「モアサナイトがあしらわれたジュエリー」

ECサイトの商品は500種類以上あり、その多くに、1カラット以上のモアサナイトがあしらわれている。毎月10種類以上の新商品を発売しており、オーダーメードジュエリーの作製にも対応している。「デザインが豊富」「華やか」「カラット数の割に安価」といった点が評価されており、ファンは多い。全購入者の3割がリピーターだという。

同社の2019年9月期は前期比2割の増収となったが、4月の緊急事態宣言後はコロナ禍による先行き不安で、一時期顧客が購入を控える傾向があったという。7~8月は、商品を複数点まとめ買いする顧客が増加するなどして、業績が急回復した。最近の平均顧客単価は約13万円だという。2020年9月期も前期比20%の増収での着地を見込んでいる。

同社は顧客が安心して購入できる体制づくりにも注力している。アフターメンテナンスに力を入れており、購入から1年以内はサイズ直しやクリーニングなどに、無料で対応する。2018年9月に、銀座で開店したショールームでは、モアサナイトの実物を確認することが可能。顧客が品質の高さを実感してから購入できるという。

同サイトの流入は、インスタ経由が最も多いとしている。顧客接点を増やすため、インスタは2017年以降、毎日5回以上更新し続けているという。商品の紹介や、顧客事例など、毎回内容を変えて配信している。ショールームでジュエリーを紹介するなど、インスタでのライブ配信も行っている。

今後もインスタなどSNSを活用し、同ブランドや、モアサナイトの魅力を伝えていくという。