NTTドコモは8月17日、法人ユーザーが多様な機能やソリューションを「便利に・お得に・安全に・誰でも」利用できる仕組みとして、2021年4月から共通認証IDである「ビジネスdアカウント」を、2021年7月から新たな会員プログラムである「ドコモビジネスメンバーズ」を、それぞれ順次提供する予定だと発表した。

併せて、2021年5月までに法人向け会員プログラムに入会しているユーザーを対象に、無料で利用できる公衆Wi-Fiサービスを提供する。

  • ビジネスdアカウントで提供予定のソリューション/サービス

今回発表した取り組みは、同社の会員基盤を軸とする全社的な事業運営方針に基づいて実施するもの。

ビジネスdアカウントは、法人ユーザーが利用できる無料の共通認証ID。「dアカウント」の機能をベースに、法人向けの機能を追加して提供する。

dアカウントの仕組みを利用し、FIDO/FIDO2対応の生体認証によるパスワードレスのログインや、24時間365日体制のセキュリティ監視などの対策の下で、各種ソリューション・サービスをビジネスdアカウント1つで利用でき、アクセスが容易になるという。当初は約60種類のソリューション・サービスへの対応を予定している。

ドコモビジネスメンバーズは、法人ユーザーなら誰でも入会可能という入会金・年会費無料の会員プログラムであり、現在提供している「ドコモビジネスプレミアクラブ」を刷新して提供するもの。

ドコモ回線の利用に加え、対象ソリューションの利用でもポイントを貯められ、また対象ソリューションの契約数に応じてより多くのポイントを進呈するという。

さらに、貯めたポイントは回線や対象ソリューションの利用料金の支払いにも充当可能になるとのこと。

ポイントサービスの他にも、会員限定のサービスや無料コンテンツなどのサービスを順次提供していくという。

法人の会員向け公衆Wi-Fiサービスは、法人ユーザー向け会員プログラムに入会し、ビジネスdアカウントと法人名義で契約のドコモ回線のユーザーに無料で提供するサービス。 「d Wi-Fi」や「docomo Wi-Fi」と同様に、日本全国のドコモのWi-Fiスポットで使用可能とのことだ。