バッファロー吾郎・竹若元博「僕たちのケイちゃんに何をやらせているんだ!」演出家・ノゾエ征爾の演出力に衝撃
禁酒法の時代に、こっそりひそかに経営していたBAR『SPEAKEASY』。2020年の東京の街にも、そんなひそかなバーがありました。月曜から木曜の深夜1時にOPENする“ラジオのなかのBAR”『TOKYO SPEAKEASY』。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。

8月4日(火)のお客様は、演出家・ノゾエ征爾さんとお笑いコンビ・バッファロー吾郎の竹若元博さんです。音楽劇「トムとジェリー 夢よもう一度」で共演したお2人。今回は、その稽古中の裏側のお話をお届けします。

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(左から)ノゾエ征爾さん、竹若元博さん


◆なかなか空気が読めなかった(竹若)
ノゾエ:去年、「トムとジェリー 夢よもう一度」という音楽劇でご一緒させていただきましたが、相当豪華なメンバーでしたよね? 僕もいろいろと舞台を20年ちょっとやらせてもらっていますけど、吉本の方、宝塚の方、オペラの方……さまざまな方々がいらっしゃって。

竹若:そうなんですよね。“なかなか大変な現場だったな”という印象はありましたね。

ノゾエ:なかなかでしたよ、まぁ~稽古場に(みなさん忙しくて)そろわない、そろわない(笑)。

2人:(笑)。

竹若:僕も参加する身ですけども“これ、どうなるんだろう……?”っていう空気がありましたよね。

ノゾエ:「あ、そうですか、今日も誰々がいらっしゃらないんですね……」って。

2人:(笑)。

竹若:「結構メインどころですけども~」みたいな。

ノゾエ:そんななか、竹若さんはかなり……。

竹若:そうですね。僕は結構参加できていたほうなので。

ノゾエ:できた上で、さらにちゃんと……(集中して)参加されていましたね。なかなか言い方が難しいですけど……(笑)。芸人さんって、いろんなタイプの方がいらっしゃるじゃないですか。

竹若:いますね。

ノゾエ:稽古中は、ちょっと(力を)抜いている方とか……そんななか竹若さんはすごいなと思って。

竹若:いや、現場の空気もいろいろと感じながら……あとノゾエさんが困っている顔も見ながら。

ノゾエ:……感じてました(笑)?

竹若:感じましたね。僕はこの公演に参加させてもらうときには、“芸人”というプライドはなくして、共演者であったりスタッフであったり、全員の空気に乗っていけたらな、という考えではあったので。でもまず空気がなかなか読めなかったですけども(笑)。

ノゾエ:(笑)。いろんな空気がね。

竹若:ありましたよね。

◆ケイさんが喜んでやってくださるんですよ(ノゾエ)
ノゾエ:(出演者のなかに)ジャニーズの方々もたくさんいらっしゃって。

竹若:そうなんですよね。ジャニーズさんと絡むこともやっぱりないですし。

ノゾエ:大手(の事務所)ばっかりだな。

2人:(笑)。

竹若:吉本は吉本でやっぱり癖のあるメンバーも多かったですよね。

ノゾエ:遠藤(章造・ココリコ)さんとかね(笑)。

竹若:そうなんですよね、遠藤も自信を持ってやればいいのに“初めての挑戦だ”みたいなところで……あと、稽古に序盤出れなくて、出遅れたみたいなところで、ちょっと遠慮しがちな部分もすごく出てきたりして。

ノゾエ:トム役でしたよね? 竹若さんと遠藤さんが同じ役で。

竹若:そうなんですよ、ダブルキャストで。特にトム役は、あまりしゃべらずに擬音的なネコの叫び声みたいなので表現をするというのがね。

ノゾエ:ほぼセリフがないんですよね。いきなり「ぎゃー」とか「にゃー」って。

2人:(笑)。

竹若:でもノゾエさんが本当にどんどん、“言うことは言う”“任せてくれるところは任せてくれる”みたいな空気感をすごく出していたので、こっち側も“稽古をしていって、世界観の足しになるようなことができたらいいな”という空気にすごくなりました。

ノゾエ:そうですね。

竹若:その辺は、ノゾエさんがやっぱりいろんな現場を経験されて、役者もやっておられるというところが強いのかなと思いましたね。特に僕が感じたのは、元ピンク・レディーのケイさん(増田惠子)に結構ガシガシ言っているなって(笑)。

ノゾエ:僕、そんなに言っていました?

竹若:すごく(笑)。僕らはピンク・レディー世代でもありますし、伝説の方じゃないですか。僕なんて、本当にケイちゃんのファンだったので、「この人“僕たちのケイちゃん”に何を言うんだ! 何をやらせているんだ!」みたいな(笑)。

ノゾエ:そんなに(笑)!? たしかに、やらせてはいましたね。でもケイさんがやってくださるんですよ、しかも喜んで。

竹若:そうなんですよ! そこ“におい”を感じとれるノゾエさんは“すごいな”と思ったんです。言っても響かない人には、言わないじゃないですか。でも、言ってやってくれる人なんだということを、すごく敏感に感じてやっている。ケイさんが普段見せないような、いろいろな一面を見せていただくと、やっぱり僕らも“こんなところで縮こまっている場合ではない”という感じにもなりましたし。

ノゾエ:“ケイさんがここまでやっているんだから”みたいなね。

竹若:そうです。あの辺の現場の空気の感じ方というのが、僕はさすがだなと。

ノゾエ:本当に拾っていくしかないんでね、あれだけの方がいらっしゃるから。

竹若:そうですよね(笑)。

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・ノゾエ征爾さんが翻案・脚本・演出の舞台「ボクの穴、彼の穴。」が、9月17日(木)〜23日(水) 東京芸術劇場プレイハウスにて公演予定です。

・竹若元博さん出演、ノゾエ征爾さん演出の舞台「ピーター&ザ・スターキャッチャー」が12月 新国立劇場(小劇場)ほかにて公演予定です。

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来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

8月17日(月)小島瑠璃子さん×丸山桂里奈さん
8月18日(火)石井竜也さん×ロバート・秋山竜次さん
8月19日(水)ミッツ・マングローブさん×はるな愛さん
8月20日(木)富野由悠季さん×DREAMS COME TRUE・中村正人さん

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/