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【この記事のエキスパート】
ペット専門エディター&ライター:井手 綾子

ペット専門エディター&ライター:井手 綾子

編集歴は20年以上。
雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。

中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。


「カリカリ」ともいわれる猫用ドライフード。ウエットタイプよりも安価に手に入るので毎日のごはんにおすすめです。本記事では、ペット専門エディター&ライターの井手綾子さんへの取材をもとに、猫用ドライフード選び方とおすすめ商品をご紹介しています。

本当に良いキャットフードを選ぼう
猫用ドライフードの選び方

キャットフードとして一般的に食べられている「カリカリ」を、「ドライフード」といいます。ここからは、猫用ドライフードの選び方をご紹介します。ポイントは下記。

【1】種類
【2】食べきれるサイズか
【3】機能性
【4】原材料
【5】年齢

上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】目的にあわせて種類を選ぶ

ドライフードは、大きくふたつに分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。

総合栄養食|毎日の主食にぴったりの

毎日のご飯にぴったりなのが「総合栄養食」のドライフードです。総合栄養食は、猫にとって必要な栄養素がバランスよく含まれているフードで、総合栄養食とじゅうぶんな飲み水があれば、猫はすこやかに過ごせます。

1日にあたえる量は個体差や運動量によって変わってきますが、成猫の場合は体重1kgあたり約52~75kcalを目安にあたえましょう。

療法食|有効成分が調整された食事

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疾患に合わせて栄養バランスや有効成分を調整したドライフードが「療法食」です。治療や症状の軽減を目的として作られています。

ただし、愛猫の体調に問題があるときは、まずは動物病院を受診して原因をはっきりさせましょう。そのうえで、獣医師の指示に従って療法食をあたえてください。

【2】サイズや小分けになっているかどうかで選ぶ

サイズやパッケージも、猫用ドライフードを選ぶうえで確認しておきたいポイントです。

1カ月以内に食べきれる容量のものを選ぶ

猫用ドライフードは、開封したときから徐々に酸化して、品質が劣化していきます。開封してから時間がたって酸化してしまったフードは、愛猫の体調不良を引き起こすこともあるので注意が必要です。

猫用ドライフードを選ぶときは、1カ月以内に食べきれる容量のものを選ぶとよいでしょう。小容量であれば開封後も酸化する前に食べきれます。

小分けになっているものは品質が劣化しにくい

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1kg以上入った大容量のキャットフードの場合は、短期間で食べきれる量に小分けになっているものを選ぶとよいでしょう。小分けになっていれば、愛猫にいつでも新鮮なキャットフードをあたえることができます。

猫は、新鮮なものを好む習性があるので、いたみにくいドライフードもこまめに取り換え、つねにフレッシュな状態をたもつようにしてください。

【3】機能性で選ぶ

猫用ドライフードを選ぶときは、愛猫の体調を考え、機能性も加味して選びましょう。

毛玉ケア

抜け毛が気になる時期や、毛玉ができやすい長毛種の猫の場合は、毛玉ケアができるドライフードを選ぶとよいでしょう。食物繊維などが配合されており、毛玉を吐かせるのではなく、便としていっしょに排出してくれるので、猫に負担が少ない点も魅力です。

毛玉対策としてこまめにブラッシングしたり、猫草をあたえたりしている飼い主さんも多いことでしょう。それだけでは対策として不十分なため、よく吐く猫はとくに毛玉ケアフードを上手に活用して、愛猫の抜け毛をケアしてあげましょう。

ダイエット・肥満対策

猫は、避妊・去勢によるホルモンバランスの乱れや、加齢による代謝の低下などで太りやすくなります。愛猫の体重が気になりはじめたら、体重管理に配慮したフードを選びましょう。肥満は猫にとっても決してよいものではありません。

飼い主があたえる量を調節して、摂取カロリーをコントロールしてあげてください。体重管理に配慮したフードであれば、毎日に必要な栄養素をとりながら、無理なく体調を管理できます。

下部尿路結石

猫は下部尿路結石や膀胱炎など、尿道や膀胱といった下部尿路にトラブルが起きやすいです。下部尿路疾患が心配なときは、下部尿路結石などに配慮したドライフードを与えてみましょう。ミネラルの量や尿のpHバランスを調整することで、下部尿路のトラブルを起きにくくしてくれます。

下部尿路のトラブルを防ぐためには、フードだけでなく飲み水にも気を配りましょう。ドライフードのとなりには、いつも新鮮な飲み水を準備しておいてください。

デンタルケア

猫も、歯のケアを怠ると人間と同じように歯周病になってしまったり、歯石がついたりします。ブラシなどで歯を磨いてあげればよいですが、口のなかに指やブラシを入れられることをいやがる猫は少なくありません。

そんなときはデンタルケアに対応したドライフードを与えてみましょう。粒の大きさやかたさを調整し、よく噛むことで歯についた歯垢・歯石を落とすだけでなく、新しく歯垢や歯石がつくのを防いでくれます。ブラッシングをいやがる猫でも無理なくデンタルケアができる点が魅力です。

【4】原材料をチェック

愛猫の健康も気になりますよね。毎日与えるものなので、原材料もチェックしておきましょう。

穀物アレルギーの猫には「グレインフリー」や「グルテンフリー」を

麦などに含まれる「グルテン」というたんぱく質を原材料に使用していないキャットフードを「グルテンフリー」、原材料に穀物全般を使っていないものを「グレインフリー」といいます。

猫のなかには、穀物アレルギーの子もいるので、アレルギーがある場合にはグルテンフリーやグレインフリーのキャットフードを選びましょう。なお、アレルギーの診断は獣医師に相談してくださいね。

添加物もチェックしてみよう

防腐剤や発色剤、保存料や着色料などを含まない「無添加」のキャットフードが注目されています。安心感があることが理由のひとつ。

ただし「無添加」といっても、どんな成分が無添加なのかは商品によって異なるため、原材料を確認してみてください。

【5】年齢にあうドライフードを選ぼう

ドライフードのなかには、すべての年齢に対応しているものと、子猫用、シニア猫(高齢猫)用など対象年齢が設定されているものがあります。対象年齢にあうドライフードを選びましょう。

エキスパートからのアドバイス

【エキスパートのコメント】

買い求めやすいドライフードはアレルゲンとなる原材料を含むことも多く、注意が必要です。かといってあまりにもフードの内容にこだわりすぎると、そのぶん高くなってしまいます。どんなによいフードでも、継続することが大切です。愛猫にとってよりよいフードを選んであげましょう。

また、ドライフードは水分が少ないので、水などをかけて食べやすくする方法もあります。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)