コロナウイルスの影響で様々な自粛が続く毎日。弁護士の藤田香織さん(@gaugon)の「舞台愛」に溢れたネイルに注目が集まっています。
ミュージカルが好きすぎて、天才ネイリスト平山さんに、毎回公演ネイルをしてもらうのだけど、だんだん愛が深くなりすぎてとうとう帝国劇場ネイルを完成させてしまいました。これぞほんとの箱推し!!#nailsalonlea #帝国劇場 #ミュージカルネイル #ネイル pic.twitter.com/7Fd2BCOhBu
— 藤田香織 (@gaugon) July 30, 2020
一見、えんじ色の上品なネイルに見えますが、分かる人には分かるあのデザイン。歴史ある日本ミュージカルの聖地「帝国劇場」をイメージしたデザインなのです。よく見てみると、劇場内に飾られたオブジェやステンドグラスが繊細に表現されています。
このツイートに「どこからどう見ても帝劇なのすごい……!!」「指に帝劇を宿らせるという発想が天才」と、驚きの声が寄せられています。
現在、コロナウイルス感染の予防のために多くの演劇やミュージカルが延期される中、自分の爪を劇場にしてしまうというまさに「箱推し」なアイディア。藤田香織さんにお話を聞いてみました。
――舞台やミュージカルをネイルにし始めたきっかけはありますか?
私は仕事柄、パソコンを使うことが多いのですが、舞台を見に行けない時でも手元を見て舞台のことを思い出して元気になれたらいいなと思って、ミュージカルの柄のネイルをお願いし始めました。
――帝国劇場をネイルにしようと思った理由はありますか?
先日、7月23日に約5カ月ぶりに帝国劇場の幕がやっと上がり、「ジャージー・ボーイズ イン コンサート」を見に行くことができました。久しぶりに入った帝劇の匂いや雰囲気に、やっとここに帰ってくることができた!! やっと、日本の文化の中心にあかりが灯ったな!! と思い、本当に嬉しかったんです。なので、思わず大好きな帝劇を爪に乗せてしまいました(笑)
――帝国劇場ネイルでこだわりポイントを教えてください。
こだわりポイントは、ステンドグラスです。帝劇に行くたびに、ステンドグラスが素敵だなと見上げているので、ネイリストさんに無理を言ってステンドグラスを再現してもらいました!
これまでも様々な舞台をネイルにしてきたという藤田香織さん。一番好きなネイルデザインは、上田一豪さんが演出した「キューティ・ブロンド」とのこと。そのネイルは、なんと5時間くらいかけてやってもらったそうです!
主人公のエル・ウッズの衣装や、チラシからデザインを考えているそう。好きなものを詰め込んだネイルは見るだけでわくわくする気分になりそうですね。
この他にもチケット入手困難なほど人気なミュージカル「エリザベート」や、デスミュの愛称で親しまれているミュージカル「デスノート」のネイルを行ってきた藤田香織さん。クオリティーが高いネイルデザインは、ミュージカルが好きなネイリストさんと相談しながら一緒に考えているそうです。
多くの劇場に通い、舞台をこよなく愛する藤田香織さんは、コロナ禍で活動停止を余儀なくされた舞台芸術に携わる人たちに、対して今後の活動に必要な資金を支援する「舞台芸術を未来に繋ぐ基金」を演出家や俳優の方と活動されています。
また舞台やミュージカルが活発に行われる、平和な世の中が早く訪れるといいですね。