【STYLER×Tencent】小売店のウェブ接客、館内可視化など支援 ポストコロナに求められるDXソリューション提供

オンライン接客・購買サービス「FACY (フェイシー)」を提供するスタイラーは7月31日、チャットアプリ「WeChat」などを提供する中国のIT大手のTencent(テンセント)のクラウド事業部門「テンセントクラウド」と業務提携し、日本の小売業や商業施設のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するサービスを開始すると発表した。小売店のオンラインでの接客や、館内の可視化などのソリューションを提供し、ポストコロナ時代の新しい販売モデル構築を支援する。

今回の業務提携により、スタイラーはテンセントクラウドの技術を活用し、日本の小売業者や商業施設の顧客接点の大半を占める店舗のDXに、最速で対応できるようになるという。店舗閉鎖時でも営業を継続できる仕組みや、買い回りを避ける効率の良いショッピング体験を消費者に提供することも可能になる。

テンセントクラウドでは今春、顧客企業のリアルタイムの音声・映像配信や、配信中のインタラクティブなコミュニケーションを支援する「テンセントクラウド・ビデオ・オーディオ・ソリューション」を日本向けに提供開始している。低遅延のビデオ・オーディオ通話ソリューション「テンセント・リアルタイム・コミュニケーション・ソリューション(TRTC)」、大規模な同時アクセスにも耐えられる「ライブ配信プラットフォーム(LVB)」などのサービスで構成され、高度なアプリケーション開発不要で導入できる。このサービスの導入もスタラーが支援する。

「テンセントクラウド・ビデオ・オーディオ・ソリューション」で実現できるサービス







BluetoothとWifiを利用した室内測位サービス「テンセントクラウド室内ロケーションサービス」の導入支援も行う。このサービスは、テンセントのミニプログラムと組み合わせることにより、QRコードを読むだけで即時利用でき、中国人をターゲットにしたインバウンド対策に効果を発揮する。室内の3DマップをCADデータを利用して作成できる。マップ管理機能も提供しているため、店舗のリニューアルや室内のレイアウト変更が発生しても、運用側でデータを更新することが可能だ。


「テンセントクラウド室内ロケーションサービス」の利用イメージ

スタイラーの小関翼CEOは、「新型コロナウイルスが影響を及ぼすようになった頃から、弊社に多くの小売業や商業施設から相談が寄せられています。今回の提携により、日本の小売業に早く、高品質なソリューションを提供できることを嬉しく思います」と述べている。

テンセントクラウドの趙剣南(チョウ ケンナン)マネージングディレクターは、「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本小売業のデジタル化も加速しています。今回の提携により、オーディオビデオソリューション、館内ガイド可視化など我々の持つ最先端のソリューションを日本の小売業に提供し、デジタル化促進のお役に立てることを、大変嬉しく思います」と話す。