藤井七段の勝敗に世間が注目!「すごさを簡単化してほしい」若新雄純が“AI(人工知能)”や高度技術に期待すること
市川美絵がパーソナリティをつとめるラジオ生放送番組「Seasoning~season your life with music~」。7月9日(木)の放送は、木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)が登場。最近起きたニュースを独自の視点で解説する「若新雄純の『色メガネ』」のコーナーでは、最年少でのタイトル獲得に挑戦中の棋士、藤井聡太七段について取り上げました。

木曜レギュラーパートナーの若新雄純(慶應大学特任准教授などをつとめるプロデューサー)



◆世間が注目している今こそ求めたいこと
高校生棋士・藤井七段(17歳)が渡辺明棋聖(36歳)に挑戦している「第91期棋聖戦五番勝負」。第4局は7月16日(木)に大阪・関西将棋会館で指されます。最年少でのタイトル獲得がかかる戦いだけに、2人の対局の勝敗が大きな注目を集めています。

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藤井七段の強さや活躍ぶりは、言わずもがな。しかし、将棋経験がないと言う若新にとっては「いろいろな番組で(藤井七段のことが)取り上げられているので、超すごいのはわかるし大注目してるんだけど、野球やサッカーとかの観戦と違って(将棋を)やっていない人にとっては、どういうふうにすごいのか難しすぎてわからない」とコメント。

例えば「野球やサッカー、バスケなどは、競技にあまり詳しくない人でも“すごい球を投げるな”“あんなところからシュートを決められるんだ!?”みたいに、目に見えてどうすごいのかがわかりやすい」と言います。

将棋界といえば、“棋士とAI(人工知能)のどちらが強いのか?”といったテーマを見聞きすることがありますが、若新は「むしろAIに期待したいのは、超高度な対決だけなくて、難しいことを素人にもわかるよう解説をしてほしい」と言います。

その理由について「いま世間は藤井七段の一手一手に、めちゃくちゃ注目しているから」と言い、だからこそ「将棋がわからない人にも、どういうことなのか少しでも理解できるようになったらいいなと。“400年に1人の天才”とか言われているからこそ、何がどうすごいのか、そこから何か学べるような要素があると嬉しい。内容が複雑だからこそ、僕ら(のような初心者)にもわかるように“例えばこういうものなんだ”という解説が誕生してほしい」と願望を口にします。

若新いわく、それは将棋などの競技だけではなく、日常生活のなかにもあるそうで「例えば、電気自動車が普及してきて、電気自動車がすごいというのはわかるけど、何がどうすごくて電気自動車がどう動いているのか、僕らは中身が全然わからなくなっている。スマホは、なぜこんなにたくさんのことができるのか(わかっていないけど)、僕らは当たり前に使っている」と指摘。

これらの高度な技術やテクノロジーが「なぜすごいのか、どうやってできているのかを、競争して上ばかりにいくのではなくて、使う人々を置いていかずにわかるように簡単化して説明してほしい」と訴えます。そして、もしそれをするのであれば、人間がおこなうよりもAIのほうが望ましいのではないかとも。

「難しいことを簡単に説明するということほど難しいから」としたうえで、例えば、その解説を人間がおこなった場合、「その説明は違う」「その例えはちょっと乱暴だ」……などと、批判してくる人が多いのではと推測。「だからプロや専門家の人ほど、簡略化して説明するのを躊躇しているのでは」と持論を述べます。

対して、AIが説明した場合であれば「“その説明はちょっとどうかな”と思っても、いい意味でAIのせいにできる」と若新。とはいえ、自動運転や高度な医療技術など人命に直結するような物事などに関しては、「『人間が対応できないような高度なことを機械に任せてミスしたらどうするんだ?』などと言われて責任を取らされると思う。でも、簡単化する部分でAIがミスったとしても許せるじゃないですか? 人はそこの責任を取りたがらずに、複雑なものを簡単化することから逃げてきている気がする」と主張します。

総じて、若新は「これからの時代は、“わからなくなってしまったものを、みんなにわかりやすく説明すること”のほうにも、高度な技術が使われるといいなと思う」と話しました。

<番組概要>
番組名:Seasoning~season your life with music~
放送日時:毎週月曜~木曜 13:30~15:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国20局ネット
パーソナリティ:市川美絵、乙武洋匡(火曜)、IVAN(水曜)、若新雄純(木曜)
番組Webサイト:https://park.gsj.mobi/program/show/38286