新型コロナ感染者増でも前倒しスタート…「Go Toキャンペーン」“このタイミングでの実施はどうなのか?”の声も
声優としても活躍中の鈴村健一(月~木曜)と俳優の山崎樹範(金曜)、フリーアナウンサーのハードキャッスル エリザベスがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「ONE MORNING」。7月13日(月)放送のコーナー「リポビタンD TREND NET」のテーマは、7月22日(水)から開始する日本国政府による経済政策「Go Toトラベル キャンペーン」。報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんに話を伺いました。

※写真はイメージです



新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた消費を喚起する政府による経済政策「Go To トラベル キャンペーン」が、7月22日(水)から始まります。西村康稔経済再生担当相は7月12日(日)に記者会見をおこない「注意しながら進めていかなければならない」と語りました。

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鈴村:米重さん、こちらのニュースのネット上の反応はいかがですか?

米重:西村大臣が近々の休業要請の可能性について言及していますので、休業要請と「Go Toキャンペーン」を同時期におこなうのは、“車のアクセルとブレーキを同時に踏むようなものだ”といった意見や、“このキャンペーン自体を中止しよう”と呼びかけるような投稿もありました。全体的に「楽しみにしている」「旅行しよう」といった意見よりも、悪影響を懸念する声が非常に多い印象です。

鈴村:まず「Go To キャンペーン」について、あらためて教えていただけますか。

米重:「Go To キャンペーン」というのは、旅行・観光業界の需要喚起策です。具体的には、国内旅行を対象に、旅行代金の半額相当額までを支援するというものです。宿泊旅行だと1人あたり1泊2万円、日帰り旅行だと1人あたり1万円補助されます。特に回数制限もありませんので、旅行する人にとっては、かなりお得な内容となっています。すでに予約済みの旅行も補助対象になるということで、そういう意味では喜んでいらっしゃる方もいると思います。

当初は8月の早い時期にスタートする予定でしたが、前倒しで7月22日(水)から開始することになりました。

鈴村:前倒しになった理由は?

米重:業界から早期実施を求められたという報道もありますが、7月23日(木・祝)「海の日」からの4連休に合わせて旅行需要を喚起していこう、という意図もあるのではないかと思います。

ただ、都心部でコロナの感染者数が再び増加していますし、熊本などの豪雨被災地では県内在住のボランティアしか受け入れていない状況なので、このタイミングで感染拡大を引き起こしかねないキャンペーンをおこなうのはどうなのか? と多くの人が思うのは当然かと思います。

鈴村:このキャンペーンをスタートするにあたって、政府は具体的にどんな対策を立てていくのでしょうか?

米重:「Go To キャンペーン」については、大臣が「注意しておこなう」というコメントをしているぐらいなので、今のところは正直、“アクセル踏みっぱなし”な部分はありますが、それとは別に、おそらく今週中にエリアや業種を絞っての自粛要請が政府から出される可能性が高くなっています。

鈴村:東京都と国の対策にズレを感じるという意見もありますが、連携はうまくいっているのでしょうか?

米重:最近、あまりうまくいっていない部分が見えてきていると思います。例えば、東京都が越境移動を避けるような呼びかけをおこなう一方で、政府としては現在、そういった呼びかけをしていない。逆のベクトルのメッセージが出てしまっています。あとは、政府内から「東京問題」という言葉が出たりして、小池都知事をけん制するような部分も見えたりして、ここは心配なところではありますね。

鈴村:感染を拡げないように社会活動や経済活動をすることができるかどうか、いま私たちは強いられていると思います。それをどうやればいいのか、もう少ししっかり見えてくれば、経済活動ももっとできるのではないかと言われています。今の状況では、なかなか旅行にいく気にはならないなと思います。「Go Toキャンペーン」は、この不安を解消するやり方とセットでやらないとうまくいかないのではと思います。すごくワガママなことを言いますけど……この感染を拡大させないながらも、旅行できる方法とガイダンスを生み出してほしいなと思います。

<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:鈴村健一(月~木曜)、山崎樹範(金曜)、ハードキャッスル エリザベス
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one/