欠かすことのできない生活必需品となった「マスク」。これまでとは使用頻度や持ち方が変わっただけに、収納方法に悩みがちです。今回は、3つのお悩みを解決するヒントをご紹介します。

マスクの付け忘れ防止にベストな収納場所

マスクのつけ忘れを防ぐには、玄関を出るまでの動線上に収納場所を確保することが大切です。

外出をするときに必ず通る場所、必ず持って行くものが置いてある場所はどこですか? そこにマスクの置き場所は確保できますか?

たとえばわが家の場合、小学生の息子はランドセル置き場にしているカラーボックスにマスクを収納しています。

登校するときには、ハンカチ・ティッシュをズボンのポケットに入れる→マスクをつける→ランドセルを背負う、と一連の流れができているので、付け忘れることはありません。 大人用のマスクは、玄関に通じる廊下の収納棚に収納しています。

  • 玄関に通じる廊下の収納棚に収納しています

収納棚には外出時、必ず必要になるミニタオルやティッシュが置いてあるので、マスクも一緒に取り出します。

また玄関ドアにマグネットフックを付けて、マスクの一時置きにしています。

帰宅してまたすぐに外出するときや、宅配便などの急な来客対応時にもすぐにマスクを付けられるので便利です。

  • 玄関のドアにマグネットフックを装着

付けたいマスクをさっと取り出すためには"種類を絞る"

布、不織布、ウレタン……といったように、マスクもいろいろな素材なものを手にする機会が増えました。サイズも大人サイズ・少し小さめサイズ・子どもサイズとあるので、まとめて収納してしまうと自分の使いたいマスクが見つけにくくなってしまいますよね。

そこで、わが家ではまず、使う種類を絞りました。

子どもは布のマスクのみ。

大人は布もしくは不織布の2種類を使っていますが、サイズは通常サイズ1種類のみ。

以前は、少し小さめサイズと通常サイズの2種類を常備していましたが、汎用性のある通常の大きさのみにすることにしました。

種類を絞った分だけ、収納を分ける手間も減ります。

子どもは分ける必要がないので、各自のお支度スペースへ。

夫婦共有で使う不織布マスクは無印良品の「ポリプロピレンケース・引出式・深型・2個」の片側に入れています(もう片方にはエコバッグなどが入っています)。そして、ポリプロピレンケースの上に100円均一のトレーを置いて、私が使う布マスクを置いています。

ちなみに下記の写真の状態では、ポリプロピレンケースに不織布マスクが縦に40枚、100均のトレーに布マスクが3枚入っています。

  • 無印良品の「ポリプロピレンケース・引出式・深型・2個」を使用しています

ストックの置き場所がないときは?

マスクが手に入りやすくなり、これまで以上にマスクのストックを持つようになったご家庭も多いのではないでしょうか。

とはいえ、収納場所にも限りがあります。

まずは、収納場所を考える前に、どれくらいのストックが必要なのかを考えてみましょう。

たとえばわが家の場合、子どもは布マスクを使っているので、不織布マスクのストックは必要ありません。

大人は布マスクと不織布マスクを両方使っているので、1カ月分×2人分の60枚程度はストックしておきたいと思っています。

自分たちが安心できる量を具体的に把握することで、過剰なストックを持たなくても安心感を得られるし、収納場所や管理する手間を減らすことにもつながります。

わが家は、マスクを入れているポリプロピレンケースの奥にデッドスペースがあるので、ストックはそこに置いています。

補充しやすい場所にストックの置き場所が確保できればベストですが、もしストックの置き場所が近くに確保できないのであれば、

・普段使うマスクの収納場所にストック数を貼っておく
・スマホにストック数をメモしておく
・よく目に入る場所にストック数を書いておく

などストックの数をしっかり把握できる状態にしておくといいでしょう。

安心を得るために買ったストックのはずが、管理ができていないことで、ストックはたくさんあるのに安心できない状態になってしまってはもったいないですよね。

ストックは収納場所と同時に把握する方法も忘れずに考えておきましょう。

わが家に合ったマスクの収納方法を考える前に、まずはわが家にとって必要な量と種類を見極めることが、収納のお悩みを解決する近道になるかもしれません。