ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)は7月13日、イメージセンサから出力されるRAWデータに対して画像処理を行うISP(Image Signal Processor)のIPコア「ZIA ISP」を発表した。

同IPは、ロボティックビークル、ドローン、セキュリティカメラなど、AIカメラデバイスの高画質化・高性能化向けに開発されたISPで、カメラ信号処理パイプラインを小サイズで高速に処理可能で、かつレンズなど光学系の補正処理や、イメージセンサのばらつきなどから生じる傷補正などの処理を画素単位で実現する。

また、RCCBセンサに対応しており、C画素とHDRによるダイナミックレンジ拡張により、高輝度と低輝度の被写体で物や人の輪郭を検出しやすくなるともしている。

さらに、AMBA AXIインタフェースをサポートしているためASICやFPGAに対し容易に組み込むことが可能だという。

なお、同IPコアを自社AIプロセッサ「ZIA DV720」と組み合わせる事で、高精度かつ高効率な画像認識ソリューションを実現することもできるようになると同社では説明しており、今後もIPおよびモジュール製品の提供を通じてユーザーのエッジAIアプリケーション開発に貢献していきたいとしている。