アーティスト・声優として活動する山崎エリイによるソロ番組『アレがこうなって、コレがああなって』がリニューアル。『山崎エリイのゲスト山崎エリイ』という新番組となり、2020年7月より新たなスタートを切る。本番組は、自身がMCを担当するのではなく、毎回番組に招くゲストがMCとなって進行を担当するという、MCとゲストが逆転した新感覚バラエティだ。

  • 山崎エリイ(やまざきえりい)。1997年11月20日生まれ。千葉県出身。ホリプロ所属。主な出演は『Tokyo 7th シスターズ』玉坂マコト役、『アクションヒロイン チアフルーツ』黄瀬美甘役、『フレームアームズ・ガール』マテリア シロ・クロ役など。Erii名義でアーティストとしても活動している
    撮影:稲澤朝博

今回は、山崎エリイ本人にインタビューを実施。本番組への意気込みや理想のMCについての話を聞いた。

●目指すは一流のMC

――7月14日より新番組『山崎エリイのゲスト山崎エリイ』がスタートします。こちらはどのような番組ですか?

『山崎エリイのゲスト山崎エリイ』はタイトル通り、私がゲストとして登場し、毎回MC役の方をお招きして様々なことを教えてもらいながら、一流のMCになることを目指していくという、成長型番組です。

――本当に、タイトル通りですね(笑)。

はい(笑)。

――このスタイルになった経緯は?

6月までニコニコチャンネルで配信されていた『アレがこうなって、コレがああなって』(以下、『アレコレ』)では、いろいろなゲストさんを招いていました。その番組で、ゲストさんがガンガン突っ込んで話をしてくれたんです。そのときに、私がゲスト側だと面白くなるとスタッフさんが感じたようでして……。そこから、いろいろな方をMCとして招くという形の番組になりました。

――思い返してみると、山崎さんはデビューしてからラジオや動画番組のメインパーソナリティを務める機会が多かった気がします。

最初はひとり番組でした! 誰かと一緒にパーソナリティを務める番組はやっていますけど、自分がMCとなってゲストさんを招くというスタイルの番組は『アレコレ』が初めてでして……。振り返るとゲストさんに助けていただいてばかりで、反省点もいっぱいあります。

――なるほど。元々、ラジオや動画番組で喋ることには興味があった?

デビュー前から田村ゆかりさんのラジオは聞いていたんですけど、自分がお喋りしたいというよりは聞く専門でして(笑)。そもそも、小さい頃はお母さんの後ろに隠れてひょっこり顔を覗かせて話すことしかできないぐらい、人前に出ることが苦手でした。何かと喋らないといけない学校の日直も、あまり得意ではなかったですね。

――ライブで歌うときとは感覚が違う?

小さい頃からクラシックバレエや踊りなどの習い事で人前に立つことが多かったので、ステージで表現をするのは好きでした。だから、ライブで歌うことも好きなんですよね。でも、人前でお喋りすることには、どうしても苦手意識があって……。ライブでMCをやるのも、本当に恐怖でしかなかったです。特に歌うことで精一杯だった10代の頃は、ずっと緊張していましたね(笑)。

――ライブのMCで喋る内容は、決めるのが難しい気がします。

本当に何を喋ればいいのか、分からないんです(笑)。ただ、いろいろな番組でパーソナリティを務めることによって、ふわふわしながらも少しずつ喋れるようになりました。今はその時々の季節の話といったトークテーマを決めて話しています。……が、いつも脱線しているので、気を付けたいと思います(笑)。

――脱線しないトーク力も今回の番組で学びたい?

学びたいですね! これまではMCの「基本のき」も知らないまま、独自のスタイルでやってきました。教えてもらうという機会がなかったので、今回の番組では、MCの方から極意を教えていただきたいなと思っています。