ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」に出演する「劇団EXILE」の町田啓太さん

 ドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)に出演する「劇団EXILE」の町田啓太さん(30)。新川優愛さん演じる主人公の高校時代の元恋人・秋山を演じており、SNSでは「町田啓太カッコ良すぎ」などの声が続出。視聴者を魅了している。2010年12月に俳優デビューし、今年デビュー10周年。「『次はどんなことやってくれるのかな?』とか、楽しみにしてもらえる存在になりたい」と話す町田さんに、役者業への思いや、ドラマについて聞いた。

 ◇秋山役に視聴者が“胸キュン”

 ドラマは、丘上あいさんのマンガ「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」(講談社)が原作。優しい夫・一真(小池徹平さん)と理想的な結婚生活を送る爽(新川さん)はある時、高校時代に付き合っていた初恋の相手・秋山慶一(町田さん)と再会。やがて周囲の人たちの裏切りが次々と明らかになり、傷ついた爽の中で、かつて支えになってくれた秋山への思いが再燃する……という内容。

 町田さん演じる秋山は、爽の高校時代の元恋人で、レストランの店主。明るく陽気な性格で、一見ぶっきらぼうだが、本当は優しく面倒見の良い性格。現在は既婚となり、妻を愛してはいるが、心の底では爽への秘めた思いをずっと抱えている。爽に対して打ち明けられない「ある秘密」を隠していて……という役どころだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、撮影は約2カ月休止に。本放送の再開となった6月25日放送の第4話では、秋山がコートのポケットに手を入れながら爽を優しく抱きしめる場面が登場。SNSでは、「ドロドロの中の町田啓太にキュンキュン止まらん」「町田啓太くんがカッコよすぎ」などのコメントが並んだ。

 ドラマ放送再開後、撮影の合間に取材に応じてくれた町田さん。視聴者からの反響について、「そういうふうにお声をいただけるのは、楽しんでいただけているのかなと思えるので、ありがたいですし、励みになります」と笑顔。

 撮影休止期間については、「いったん気を張らず、いろいろなことにインプットする時間も使ったりしながら、備えていこうと思った」と明かし、「撮影が詰まっていない状態で、リラックスしながら台本を読むと、また違うことに気づいたり、アイデアが浮かんできたり」と振り返る。

 登場人物が全員裏切り者という「ドロドロ」の中、初恋の人への秘めたる思いが燃え上がる「キュンキュン」が交錯する“ドロキュン”なストーリーとして注目の今作。自身が“胸キュン担当”であることについての思いを聞くと、「『キュンしてもらうために!』っていうのは全く考えていないですね(笑い)。逆に意識しないっていう(笑い)」と明かす。

 劇中で見せる優しいまなざしも印象的だが、監督からは「優しい目! その目でいこう!」とずっと言われてきたという。「秋山自身は、『爽にとってどういう存在であるべきか』とか、『どういうふうな気持ちなんだろうな』とかはしっかり考えるようにしていました。見てくださった方が“キュン”って思ってもらえたらいいのかな」と話す。

 ◇制服姿を披露 「“ギルティ”でしかない」

 劇中では、新川さんとともに、制服姿を披露したが、「“ギルティ”でしかない(笑い)」と苦笑い。「たぶんこの先も着ることはないんじゃないかな(笑い)。この作品できっとラストだと思います」と制服姿の封印を宣言しつつも、「もう30(歳)になりますし、大丈夫かというのはあったんですけど、これも“挑戦”ということでやらせてもらいました」と続ける。

 爽の名前も呼ばず、「好き」とも一度も言ったことはないが、 いつでも爽がピンチの時は駆けつけて助けてくれた……という秋山。町田さんは、「本当に表現が下手だな、が正直な感想」と印象を明かしながら、「(自分自身は、恋人に対して)名前はちゃんと呼ぶし、わりとちゃんと愛情表現もすると思う」と照れ笑い。

 「『ただ相手のことを思っている』っていうところは、『なるほどね!』って思いましたし、高校の頃とか『好き』って言葉を言ったりするのも、ちょっと照れくさかったりするのも、もちろん僕もありました。でもここまで(秋山ほど)ではないな(笑い)」と自身の甘酸っぱい思い出も明かす。

 ◇今年デビュー10周年 役者業への思い

 町田さんは、1990年7月4日生まれ。群馬県出身。身長181cm。2010年の「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、同年12月に舞台「ろくでなしBLUES」で役者デビューした。これまでに、吉高由里子さん演じる主人公の義弟役を演じたNHK連続テレビ小説「花子とアン」(2014年)をはじめ、「HiGH&LOW」シリーズ(日本テレビ系)、NHK大河ドラマ「西郷どん」(2018年)など、数々のドラマ、映画、舞台作品に出演してきた。

 今年1月期に放送されたドラマ「女子高生の無駄づかい」(テレビ朝日系)では、ぱっと見イケメンだが、“全力で残念”なクラス担任の佐渡正敬(通称ワセダ)を担当。先月まで特別編が放送されたドラマ「中学聖日記」(TBS系)では、バリバリのエリート商社マンを好演するなど、さまざまな役どころを演じてきた。

 一つ一つの作品を「転機」ととらえ、役に真摯(しんし)に向き合ってきた。そんな町田さんに、作品によって見せる顔が全然違う、ということを伝えると「いやいや、どんどん老けていっている(笑い)。年齢って恐ろしいですね」と謙遜。

 「すごく楽しいシーンももちろんあります。でも、毎回すごく不安はありますね。『大丈夫だったかな?』とか、帰りに思ったりもします。いろいろなことを考えたり、いろいろな方が集まって1個の作品を作って、見てくださった方が『楽しかった』とか言ってもらえるときが、『やってよかったな』と思います」と話す。

 役者デビューからは、もうすぐ丸10年。「20代に入って芸能生活はじまって……という感じだったので、もうそんなたつんだなと思います。もっとやれたな、と思うこともたくさんありますし、またここから改めて頑張らなきゃなという思いはすごくあります」と振り返る。

 記者からの質問に対し、終始穏やかに、時折笑いを交えて答えてくれた町田さん。今後も役者を続けていきたいかどうかを尋ねてみると、「もちろん!」と力強く即答。

 「これからも、もっと頑張りたいなと思いますし、『次はどんなことをやってくれるのかな?』と思ってもらえる存在になれば、僕がこれから出演させていただくものも、今出演させていただいているものも、前に出演させてもらったものとかも、見ていただけるチャンスが増える。それっていいことだなと思って」。先日、30代に突入したばかりの町田さんが、今後どんな顔を見せてくれるのか。楽しみにしたい。