暮らしに欠かせない銀行口座。どの銀行を選ぶかで、その後の使い勝手が違ってくるので、納得のいく銀行選びをしましょう。

銀行口座の選び方は、日常的に活用するメインバンクを選び、それを補完するサブバンクを1~2行選ぶのがおすすめです。まずは銀行の種類から整理してみましょう。

◆銀行口座を選ぶ前にまずは銀行の種類を知ろう!
銀行にはいくつかの種類があります。

・都市銀行
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行など多くの人が名前を知っていて全国規模で営業している

・地方銀行と第二地方銀行
横浜銀行、千葉銀行など、限定された地域を主な営業の対象としている

・信託銀行
銀行業務に加えて信託業務(財産を受託して管理、運用などを行うこと)も手がけている

・この他の主要銀行
郵便局から民営化されたゆうちょ銀行、かつての長期信用銀行から転換した新生銀行とあおぞら銀行がある

・新しいタイプの銀行
さらにインターネット専業銀行や、異業種から参入した新しいタイプの銀行がある

画像の通り、種類ごとの銀行をまとめました。
2020年5月5日現在 ガイドが作成
また、名前に銀行という文字は入らず、運営の仕組みも違うものの、銀行と同じように利用できる金融機関として、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協系のJAバンク、漁協系のJFマリンバンクがあります。

さて、これらの中からどこの銀行口座を選ぶかを検討するときの第一のポイントは、日常的にメインバンクとして使いたいか、サブバンクとして使いたいかということです。

◆日常使いの銀行口座、メインバンクは支店やATMの場所を確認して選ぶ
給与の振込口座に指定して、そこからクレジットカード代金の引落しを行うなど、日常生活に欠かせない取引を行うのがメインバンク。勤務先が、自分の使いたい銀行を給与振込口座にしてくれるかを確認する必要があります。

もし銀行を選べる場合は、自宅や勤務先、通勤経路などを思い浮かべて、支店の場所、利用できるATM、銀行のサービスを確認しましょう。インターネット時代とはいえ、支店が自宅や勤務先の近くにあるといざというときも安心です。

また、その銀行のATMのほか、提携ATMがどこにあるか、手数料はかかるかも確認しましょう。いったん口座を開設した後は、窓口よりもATMで取引を行うことが多くなります。

メインバンクの候補として考えられるのは、都市銀行、地方銀行、第二地方銀行、ゆうちょ銀行など。職業や生活スタイルによっては、地元密着の信用金庫なども候補になります。

◆サブバンクはメインバンクとの相性とサービスで銀行を選ぶ
まずはメインバンクを選び、それを補完するサブバンクを1~2行選ぶのがおすすめです。

安全のために預金を分散させたり、高金利のネット定期、低金利の住宅ローン、投資商品など、特徴的な商品やサービスを利用するために持つサブバンクの場合は、メインバンクと相性がいいことが絶対条件。メインバンクと相性がいいとは、お金の移動が楽で手数料がかからないことです。

ふたつ以上の銀行を利用するとき、お金の移動が面倒で、しかも手数料がかかるようでは使い勝手がよくありません。臨機応変に資金の移動ができないと、せっかくのサービスも使いこなせません。

メインバンクとして選んだ銀行で、他行振込が無料になるサービスがあるなら申し込みを(預金残高などにより会員制で無料になる銀行がある)。またメインバンクと共通の手数料無料のATMがあるかどうかを確認しましょう。新しいタイプの銀行の中には、毎月一定金額を手数料無料で入金できるサービスを行っているところもあります。

お金を動かしやすいことに加えて、自分が利用したいサービスがある銀行を選ぶのはもちろんです。

サブバンクの候補として考えられるのは、新しいタイプの銀行や、ゆうちょ銀行など。サービス内容を確認したうえで、自宅周辺を営業基盤とする信用金庫などをサブバンクとして活用するのもいいでしょう。

銀行が提供する商品は幅広く、円預金のほか、外貨預金、投資信託、保険、証券会社と連動した金融商品仲介、銀行発行のクレジットカードにまで広がっています。振込や引落しなどの決済サービスの種類も増えています。そして銀行ごとにサービス内容は異なります。

文=坂本 綾子(マネーガイド)