米Amazon出品で実現!ローコスト越境EC  第4回「情報を更新し、伝わりやすさの精度を高める」

本連載では、米国Amazonに日本製の食器を出品し、年商数千万円を売り上げるUnion marc(ユニオンマルク)の東あゆみ社長が、米Amazonの出品のメリットやデメリットについて解説します。東社長の体験をもとに、ローコストで越境ECに取り組む現場の声をお届けします。

売れる商品を予測し、ページ作り
米Amazonでも日本のAmazonと同様に、新型コロナウイルスによる外出自粛の影響で注文が増加しています。国内のAmazonで販売するだけでなく、米Amazonへの出品も、引き続きチャレンジした方が良いでしょう。

ところで、米Amazonの出品に当たっては、日本語の商品の説明文をそのまま翻訳するだけでは、現地の人に伝わらないということは、ご存知の人も多いと思います。日本でユーザーに「刺さる」といわれる商品説明の仕方が、米国で必ずしも通用するものではありません。

現在、当社では、アメリカ在住のスタッフが出品の作業をしています。現地で生活して、現地の商品説明のスタンダードを知り、ユーザーに「刺さる」言葉を知る人間が、出品作業を行うのが適切ではないかと考えています。

当社が米Amazonへ出品を開始した当初は、予算が少なかったので、「Google翻訳」を使って、日本語の商品説明を英文にしていました。

出品開始当初は、市場調査などのマーケティングを徹底し、米Amazonでどんな商品が売れるのかを逐一予測しながら出品していました。その後も、売れる商品の傾向を探りつつ、出品する商品点数を増やし、商品説明の翻訳の精度も上げていきました。

すでに一度登録した商品についても、現地の人により情報が伝わりやすくなるよう、更新を続けていくことは大切だと思います。

固定概念にとらわれない
ある時、こちらが予想していなかった目的で、食器を購入する人がいてびっくりしました。

なんと、ラーメン用の丼ぶりを、植木鉢として使っている人がいたのです。商品ページのレビュー欄に、植木鉢として丼ぶりを使っている様子の写真を投稿している人がいたときは、驚きました。

ご飯茶碗も、「鍵置きとして使っています」とレビューで投稿している人もいました。

当社が販売している美濃焼は、日本の文化独自の商材の一つです。ただ、日本で使っている通りに紹介するのが正解ではなく、現地のライフスタイルを意識した形で紹介したり、マーケティングしたりするのが良いのではないかと考えます。


<著者プロフィール>


東(あづま)あゆみ氏

1983年生まれ。岐阜県出身。2006年から楽天市場をメインとした店舗運営を行う。楽天市場では、月間MVP店舗を表彰する「ショップ・オブ・ザ・マンス」も獲得。自社サイト、ヤフーショッピング、アマゾン、越境EC出店を経験。2018年にユニオンマルクを設立し、越境EC事業などを継承。2020年現在はネットショップの運営代行事業を展開している。日々の業務で手が回らないという店舗のサポートも行っている。

株式会社 Union marc (ユニオンマルク)
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