西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)と定額制の多拠点コリビングサービスを提供するアドレスとkabuk Style(カブクスタイル)の3社は、複数拠点で働くテレワーク時代の新しいライフスタイルに合わせた定額制の全国住み放題・多拠点コリビングを支援する実証実験「JR西日本×住まいサブスク」(9月から11月末まで)を行う。

JR西日本は、子会社のコーポレートベンチャーキャピタルJR西日本イノベーションズ出資の2社が提供するそれぞれのサブスクサービスに合わせてプランごとにお得な専用切符を用意し、"住まいのサブスクリプション"の往来をサポートする。実証実験への参加登録は、専用サイトで2020年7月6日から10月10日までを予定。参加には、アドレス及びkabuk Styleの会員登録が必要で応募者多数の場合は抽選となる。

アドレス社提供の「ADDress」は、2020年7月時点で国内63カ所の拠点に敷金・礼金などの初期費用不要、電気代、ガス代、水道代込で月額4万円から利用できる住まいのサブスクリプションサービス。全拠点でWi-Fi等のテレワーク環境を利用でき、個室が用意される。リビングやキッチンはシェアハウスのように共有する。今回の実証実験では、7月1日時点で岡山県と広島県の4施設が対象。kabuk Style社提供の「HafH」も同様に、光熱費、備品、インターネット費用、敷金、礼金、保証金、家具購入費等の諸費用及び初期費用がオールインワンの毎月定額で会員になると、国内外の約270以上の拠点が利用できるサービス。広島エリアの11施設、和歌山・白浜エリア5施設が1日時点の対象施設となっている。