ウイングアーク1stは7月7日、EduLabの提供するAI-OCRサービス「DEEP READ」のオンプレミス版と連携し、OCRと文書管理がオールインワンになった文書データ活用ソリューション「SPA」を提供開始すると発表した。価格は375万円(税別)~(年間保守料別)

「SPA」は、OCRと文書管理の機能を統合した文書データ活用ソリューション。紙の書類をデータ化することにより文書の検索性が高まり、これまで人が行っていた業務を自動化することで作業工数を大きく削減するという。

「DEEP READ」は、ディープラーニングに基づくAIを活用した文字認識サービスで、高い読み取り精度により活字のみならず手書き文字も瞬時にテキスト化できる。クラウド版とオンプレミス版それぞれの形式でサービスを提供している。

「SPA」はこれまで「DEEP READ」クラウド版と連携したサービスを提供しており、素早く提供できるという利点があるものの、情報セキュリティの観点において、機密情報や個人情報など高いセキュリティレベルでの管理が求められるデータは取り扱いが制限されるといった課題があった。

この課題を解決するため、今回「SPA」は「DEEP READ」のオンプレミス版と連携する。クラウド版に比べるとサービス導入までの時間はかかるものの、自社に構築したセキュアなネットワーク内でのシステム稼働ができ、外部の危険要因に影響されず安全性を確保しやすく、機密情報・個人情報を含めた文書運用が実現できるとしている。

安全性の高いネットワーク環境で、重要情報を含む手書きの文書も高い読み取り精度で瞬時にデータ化することができ、文書管理の業務効率化と作業負荷の軽減を実現するとしている。